冬の運転に備えて注意すべきことを、もう一度確認しよう!
冬至を冬の始まりと捉える米国でも、既に本格的な冬を思わせる天気となっている。今月13日にはウィスコンシン州マニトワックで、男性が乗るクルマが、"天気と路面状況"により制御不能となった末、ミシガン湖に転落する事故が起きた。運転していた男性は軽傷で済んだが、写真にある車両は依然として回収されていない。

そこで今日は、冬の運転に備えて気を付けるべきポイントを、改めて確認しておくことにしよう。もちろん、多くの人が知っていることだとは思うが、だからといってきちんと実行しているとは限らないからだ。

シートベルトの着用:言わずもがな。制御を失った他のドライバーに追突される恐れがあるため、路肩で停止した場合もシートベルトを外さないことが大事。

フルードの確認:不凍液やウォッシャー液(ガソリンは言うまでもなく)を満タンにしておこう。また、最悪の事態に備えて、懐中電灯(未使用の電池も一緒に)、温かい衣類、救急箱、発煙筒、予備のスマートフォン用充電器などの非常用品をトランクに入れておくと安心だ。

ワイパーの点検:古くなっていたら、新しいものに交換しよう。

冬用タイヤの装着:冬用タイヤなら、積雪路や凍結路でも大きな駆動力を得ることができる。しかし、もっと重要なことは、制動距離が短くなることだ。

タイヤの空気圧を調整:雪が降ってきたら、タイヤの空気圧を最大値より少しだけ落とし、路面と接するトレッド面(タイヤのミゾは十分に残っているだろうか?)を大きく取ると駆動力が得られやすくなる。

クルマに積もった雪は落とす:走り出す前に、窓ガラスに積もった雪はもちろん、ヘッドライトやテールライトに着いた雪も落としておくこと。背の高いSUVに乗っている方は、屋根の上に積もった雪も見落とさないように!

ドアはロックする:事故の際には外から開けにくくなるが、それでも万が一の場合に備えてドアはロックしておいた方が安心だ。

暖機運転をする:極端に温度が低い状況では、エンジンを始動したら数分間の暖機運転を行おう。その間に窓の氷も溶けるし、車内も暖まる。

ヘッドライトは早めに点灯:最近では暗くなってもデイタイムランニングライトのみで走っている人がいるが、それではテールライトが点灯していない。たとえ自分がまだ見えると思っても、周囲からあなたのクルマが見え難くなることを避けるために、特に天候が良くないときは早めにヘッドライトを点灯させること。これは冬に限らない。ワイパーを作動させる必要を感じたら、必ずヘッドライトも点灯させると決めておくとよい。

ハイビームにしない:ハイビームはもちろん霧の際には使うべきではないが、それに加え、雪が降っている時や近くに他のクルマがいる時にも考慮すべきだろう。

減速する:4輪駆動なら無敵になれるわけではない。どんなクルマを運転するにせよ、悪天候時には普段より低い速度で走ることが求められる。

ゆったりとした動作で:加速はゆっくりと行い、ブレーキは優しく踏む。旋回時には加速もブレーキも控えること。ABSが装備されているクルマなら、ブレーキを何度にも分けて踏む必要がないということを、特に旧い世代の人は忘れないように。最近のクルマはブレーキを踏めばすぐに止まれるが、濡れた路面や凍った路面ではその限りではない。止まるまでの距離が長くなる。4輪駆動のクルマに乗っていると、走行中は実際の路面状況よりも良いと錯覚しがちだ。しかし減速や停止をする際には、ブレーキまで4輪駆動車はそうでないクルマより優れているわけではない。

路面状況に注意:橋や高架交差路は、道路の他の部分よりも先に凍りやすい。路面で影になっている部分に注意しよう。怪しいと思われる路面を通る際には、予め減速しておくこと。

避けられるなら、止まらない:坂道で飛ばさない。しかし坂道で止まることもなるべく避けよう。

クルーズコントロールは使わない:受け身ではなく用心深い運転が、雪道では要求される。クルーズコントロールはハイドロプレーニング現象や横滑り、ブラックアイスバーンに遭遇した際には事故を起こしやすくする。

常にウインカーを点灯させてから曲がる:言う必要もないこと。

携帯電話は放っておく:これも当然。

ミラーを確認:横滑りした場合に備えて、自分の周りに何があるかを知っておこう。さらに、車線変更の際には死角をチェックすることも忘れずに。

横滑りしたら:ブレーキを踏みたくなるのが自然な反応だが、それはやってはいけない。ペダルから足を離し、スリップしながらもハンドルを操作し、再びコントロールが効くくらいまで減速するのを待とう。もしもあなたのクルマが前輪駆動または4輪駆動なら、アクセルをそっと踏むと直進性を保つ助けになる。

低いギアを使う:悪天候時に坂道を下ることになったら、低いギアを使えばエンジンブレーキのおかげでスピードをコントロールしやすくなる。

ハザードを使う:何か困った状況に陥ったら、ハザードランプを点灯させよう。他のクルマがあなたのクルマを注意して回避できる。

一番賢い方法:家にいること。除雪車の出動を待って、どうしても必要でなければ外出しないようにしよう。


By DIEGO ROSENBERG
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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