フォルクスワーゲンが、SUV「アトラス」の別バージョンを計画中
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フォルクスワーゲン(VW)の7人乗りSUV「アトラス」は米国で発売されてから7ヶ月、順調に売り上げを伸ばしているようだ。11月には5,154台が納車されたという。このクルマはホンダ「パイロット」トヨタ「ハイランダー」と同じカテゴリーに属するが、BMW「X5」アキュラ「MDX」キャデラック「XT5」のようなラグジュアリーなモデルとも互角に勝負している。先日開催された新型「ジェッタ」のプレス向けイベントで、VW北米部門のヒンリッヒ・ウェブケンCEOは、アトラスにさらなる計画があることをほのめかした。ウェブケン氏によれば、VWは"アトラス・ファミリー"、つまり別バージョンのアトラスを、より販売ボリュームが大きいBセグメントのエントリー・モデルとして追加しようとしているというのだ。

様々なヒントから推測するに、おそらくその"別バージョンのアトラス"とは、5人乗りモデルで、さらにスポーティなベントやオフロード志向のドレスアップが施されたクルマになると思われる。今年のニューヨーク国際オートショーでウェブケン氏は、VWがすでにテネシー州チャタヌーガ工場で製造される5シーターSUVの開発に取り組んでいることを取材陣に発表した。その開発は、同社がクロスオーバーやSUVを熱望する米国市場に製品を提供する"ファミリー・フレンドリー"な自動車メーカーに方向転換するための一環として始まっている。

11月にVWは「アトラス クロス スポーツ」及び「アトラス オールスポーツ」という名前を商標出願している。その2つの名前がどこで登録されるのかは分からないが、アトラス クロス スポーツとは、VWが2015年の北米国際オートショーで発表した5人乗り「クロスクーペGTE」の、遅れに遅れた市販モデルに採用されるのではないかと思われる。「ゴルフ オールトラック」やアウディ「オールロード」のように、車高を少しだけ引き上げてボディにクラッディングを装着したモデルは、本格的なオフロード走行ではなく、お手軽な冒険を提案するクルマとして人気が高い。もしかしたら、アトラス クロス スポーツが標準の5人乗りクロスオーバーで、アトラス オールスポーツとは、それにさらに冒険心を加味した兄弟になるのかもしれない。

さらにVWは、かつてブラジルで販売されていた小型の2ドア・セダンに使われていた「アポロ」という名前も商標登録している。この名前は、ウェブケン氏が米国市場で求められているという「ティグアン」をベースとしたSUVに役立つのだろうか?


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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