稀少な米国仕様のランボルギーニ「LM002」がオークションに出品され、約5,300万円で落札
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ランボルギーニ初のSUVで、高性能SUVの元祖ともいえる1990年型「LM002」が、ニューヨークで開催されたオークションに出品され、46万7,000ドル(約5,300万円)という高値で落札された。


同オークションを主催したRMサザビーズによれば、このLM002の走行距離は1万9,153マイル(約30,800km)で、5年の期間と32万5,000ドル(約3,700万円)を超える費用を掛けて徹底的な機械面と内外装のレストアが施されているという。米国仕様としてフロリア港に到着した当時のLM002の価格は15万8,000ドルだった。そして今回の落札価格は、ランボルギーニがつい先日発表したクールな新型SUV「ウルス」の2倍以上にもなった。


LM002は、ランボルギーニが米国の軍需企業とともに米軍のために製作した4輪駆動のプロトタイプ「LM001 チーター」の系統を受け継いでいる。チーターは残念ながら契約に至らず量産されなかったが、ランボルギーニはその基本的なエンジニアリングをベースに民生用の高級SUVとしてLM002を市販化した。インテリアはウッドやレザーを多用して豪華に仕立てられ、広いカーゴ・スペースも確保。チーターはクライスラー製V8エンジンをミドシップに搭載していたが、LM002では「カウンタック」用の5.2リッターV12エンジンをフロントに搭載し、乾燥重量2,700kgの車体を0-100km/hまで7.8秒で加速させた。LM002は1986年から1993年までの間でわずか301台しか生産されず、そのうちの48台は「LM/アメリカン」モデルとして米国で販売された。


RMサザビーズによると、1990年代初めは新世代の大富豪たちが最高の"おもちゃ"を探していたことからエキゾチックカーの全盛期となり、中でもLM002は最大で最高のクルマだったとのこと。287Lという巨大な燃料タンクを装備し、特別に設計されたピレリ製「スコーピオン」ランフラット・タイヤを装着している。


このLM002はレストアで全面的に手が入れられており、V12エンジンには新たに作り直されたエキゾーストが装着され、インテリアは全て張り替えられている。Bluetoothを内蔵したアルパイン製オーディオも付け加えられた。LM/アメリカン専用のフロアマットとクローム仕上げのバンパーが装着されており、カーゴ・スペースに収まる稀少な純正ツール・ボックスやトノカバー、純正の車載工具とキー、ジャッキ、マニュアル類も付属する、さらに完全に揃っている記録簿や領収書、レストアを行った際の記録写真、予備のECUコンピューター・ユニットなどもクルマと一緒に購入者に提供されたそうだ。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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