【LAオートショー2017】サリーンが中国資本と提携して開発したコンパクトなミドシップ・スポーツカー「サリーン1」を公開!
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LAオートショーで初公開された「サリーン1」は、コンパクトで優雅なミドエンジンのスポーツカーだ。その外観は、少量生産メーカーの製品としては驚くほど完成度が高い。展示されている車両は明らかにプロトタイプであるが、実物を間近に見ると、エネルギッシュなオレンジ色の塗料をたっぷりと塗られたボディの美しさに驚嘆した。レザー張りのインテリアも、このようなクルマにはありがちな、接着剤で貼り合わせた玩具のようなみすぼらしさとは無縁だった。


詳細は明らかにされていないのだが、サリーン1の基本的な情報をご紹介しよう。サイズはポルシェ「718ケイマン」と同じぐらいで、車両重量は1,218kg。アルミニウム製スペースフレームとカーボンファイバー製ボディで構成されている。サリーンによって作り替えられたとみられる2.5リッター直列4気筒ターボ・エンジンは、最高出力450hp、最大トルク48.4kgmを発生する。トランスミッションは6速MTが標準で、ギア数不明のパドルシフト式ATがオプションで設定される。サリーンによれば、0-60mph加速は3.5秒になるという。

しかし、我々に現在分かっているのことはこれくらいだ。

サリーン1は、有名チューナーであり高性能車の製作で知られるスティーブ・サリーン氏と、中国の江蘇賽麟汽車科技有限公司(JSAT)が共同で開発した。この中国企業が同車のために資本を提供し、中国での生産を手掛ける予定だ。


JSATは元々、サリーンで作り変えるために「アルテガGT」の権利を手に入れたものの、「アップデートは現実的に無理だった」ため、サリーン1は一から設計し直したという。確かに、車両サイズも、前後のデザインも異なっている(ヘンリック・フィスカー氏がデザインしたアルテガGTよりずっと良くなっているように見える)が、両車の外観的な類似性は否定しがたい。


多くの少量生産スポーツカーの例にもれず、いずれの宣伝文句も、最終的に量産化が実現するかさえも、発表どおりに受け取ることはできない。しかし、サリーン1の少なくとも見た目は素晴らしいので、期待せずにはいられない。いつかそのステアリングを握れる日が来ることを願おう。


By JAMES RISWICK
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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