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11月19日(日)に東京江東区・お台場特設会場で開催された旧車の総合イベント『旧車天国』から、これまで『マニアック天国』と『マツダロータリー天国』に展示された車両を中心にリポートして来たが、今回は1985年以前の貴重なクルマたちが勢揃いする『天国エリア』と、86年以降のマニアックすぎる車両が集まる『地獄エリア』に並んだ一般参加者の愛車を中心に紹介して行く。スーパーカーあり、劇用車のレプリカあり、稀少な旧車ありと1日見ていても飽きない楽しいエリアである。


●ナイト2000レプリカ(3代目ポンティアック ファイアーバード トランザム改)

80年代に日米で人気を博し、『超音速攻撃ヘリ エアーウルフ』とともに今日の海外ドラマ人気の下地を作った『ナイトライダー』。劇中でデビット・ハッセルホフ演じる主人公マイケル・ナイトの相棒となったのが、K.I.T.Tこと「ナイト2000」だ。

展示車はその忠実なレプリカで、劇用車と同じく3代目ポンティアック ファイアーバード トランザムをベースにしている。

エクステリアだけでなく、操縦桿型のハンドルを含めてインテリアも本物と同様に仕上げられていた。しかも、ドラマから抜き出した音声を使って声優の野島昭夫氏の声が聞けるというこだわりようである。


●MFPインターセプター・レプリカ(豪フォード・ファルコンXB GT改)

一昨年、シリーズ最新作の『怒りのデス・ロード』が公開され、再び世界的な人気が高まっている映画『マッドマックス』シリーズ。主演はメル・ギブソンからトム・ハーディに代わったが、現在でも同作のアイコンとして不動の人気を誇っているのが「ブラック・インターセプター」だ。

「ブラック・パーシュートスペシャル」との呼ばれるこの車輛のベースとなったのは、1973年型豪フォード・ファルコンXB GTで、展示車両は79年に公開されたシリーズ1作目に登場した車両の忠実なレプリカだ。

威圧感のあるイーグルマスク、カウルフードから突き出したスーパーチャージャー、サイド出しの8本マフラーが特徴となっている。日本国内には数台のレプリカが存在する模様で、この車輛はそのうちの1台。



●サイドマシーン(カワサキマッハIII500・GTスペシャルサイドカー改)

1972年にオンエアされた石ノ森章太郎原作の変身ヒーローアクション『人造人間キカイダー』で、伴大介氏演じる主人公ジローが愛用したサイドマシーンのレプリカ。

撮影に使用されたのはカワサキマッハIII500・GTスペシャルサイドカーで、劇用車は車体をイエローにペイントし、ウイングなどの装飾がなされた。展示車両も同様の改造が施されている。

『人造人間キカイダー』は現在でも人気が高い作品である。じつは昨年の『旧車天国』に伴大介氏はゲストとして参加しており、トークショーは大変な盛り上がりを見せていた。



●BMW 2002ツーリング

国内では数が少なく、なかなかお目にかかれないBMW 2002ツーリング。ノッチバック・セダンのBMW 2002をファストバックボディに改め、ハッチゲートを与えた派生モデルで、現在の3シリーズGTの先祖に当たるモデルだ。





●フェアレディZ(S30型)

名古屋の「Rocky Auto」と並び、旧車の名店として知られる東京の「STAR ROAD」。このイベントでもすっかり常連となった同店が、今回展示したのは2台のS30型Zだ。


井上社長がこだわりを持ってホワイトボディから仕上げた2台のZは、ノスタルジック2daysなどにも出展し、話題となった。とくにオレンジのZはワイドオーバーフェンダーとオリジナルホイールが迫力満点で、このクルマのまわりは来場者で賑わっていた。


日産ブルーバード(810)/日産スカイライン(GC210)

昭和の時代に一世を風靡した街道レーサー仕様の旧車が多いのもこのイベントの特徴。実際、暴走族OBや旧車會のメンバーと思しき来場者も少なくなく、旧車會のバイクが終日会場周辺を走り回り、取り締まりに出動した交機が付近の道路で検問をやっている様子も『旧車天国』ではお馴染みの光景である。まあ、これも日本のモーターカルチャーのひとつということだ。

イエローとブルーのド派手なツートンカラーのマシンは810型ブルーバード。延長されたボンネットによるロングノーズ、ワークスフェンダーにより原型がパッと見わからないほどに改造されている。こうしたクルマが公認車検で合法的に乗ることができるのだから、現代日本も捨てたものではない。


ファントムグリルを装着したスカイライン・ジャパン。このグリルは80年代に日本の一部で人気を博したヒロエンジニアリングの製品のようだ。ボディカラーは同社のデモカーと同じ鮮やかなブルー。デモカーと同じくブラックペイントのオーバーフェンダーがきっと似合いそうだ。



●いすゞ ベレット1800GT

クレイジーケンバンドの歌のタイトルにもなったベレットだが、こちらは1600GTではなく1800GTのほう。いすゞ伝統のツインカムではなくシングルカムエンジンを搭載するが、G180型&SUツインは軽快でなかなかよく走る。やはり後期型よりもシンプルでクリーンな前期/中期型マスクのほうがカッコいい。

こちらは千葉県の美光ワークスの車両で、HPではプライスは145万円とされていたが、会場特価なのかプライスボードには110万円と書かれていた。

外装は再ペイントされたようで、塗装は美しく、確認したが目立つ錆などもなかった。このコンディションでこの価格ならかなりお買い得だ。すっかり価格が高騰した国産旧車だが、まだまだ探せば手頃なクルマもある。問題は部品だが、筆者が免許を取った頃は「いすゞと日産は部品供給体制が良いので旧車入門に最適」と言われたものだが、すでに同社が乗用車から撤退して四半世紀が経過している。最近はどうなのだろうか?



●日産スカイライン2000GT-X(GC10)

フルノーマル&ATのハコスカGT-X。昔はR仕様がカッコいいと思ったが、筆者も歳を取ったせいかノーカットのオリジナルボディのほうに魅力を感じるようになってきた。とくにオリジナルのサーフィンラインの美しさときたらもう...。もはや常人が手を出せる金額ではなくなってしまった。昔、あれだけ好きだったのになぜ買わなかったのか自分でもわからない。



●トヨタ ハイエース(初代)

『マニアック天国』エリアに展示されていた初代ハイエース。この車両はメガウェブの収蔵車のようで、初代から現行モデルまで歴代ハイエースとともに展示されていた。


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