F1を運営するリバティ・メディアが、11月26日に行われた今季最終戦アブダビGPにて、2018年シーズンから採用する新しいF1のロゴマークを発表しました。

リバティ・メディアは発表に先立ち、3つのデザイン案を商標として出願していましたが、その中の1つが正式な新ロゴに選ばれた格好です。


新しいF1ロゴマークは太い3本の線で"F1"を表すシンプルなデザイン。ロゴマークだけの場合もあれば下に"Formula 1"の文字が入る場合もあります

リバティ・メディアのショーン・ブラッチズ氏いわく、1994年以来23年にわたって使用されてきた(バーニー・エクレストンが採用した)F1のロゴマークは「"F"の文字に隣接する"1"が背景色で表されるため、そこに"1"があるのに気づかない人が多かった」ので、極太で"F1"を表すわかりやすいデザインにしたのだとか。一方で、新ロゴにはコース上を走る2台のマシンがフィニッシュラインに向けてバトルを演じているところをイメージしたという説明もあるものの、どこが2台のマシンなのかは言われてみてもいまいちよくわかりません。


グランプリの開催権料が膨張し続ける高額化路線を歩んだバーニー・エクレストン時代からの脱却に取り組むリバティ・メディアは2017年、ワイド&ロー化によるマシンの見映えの改善を図った結果、多くのグランプリでコースレコードを記録するなど"速いF1"の演出にも成功しています。

個別のグランプリにおいても、シーズン終盤開催のアメリカGPではインディ500風のドライバー紹介を取り入れたり、メキシコGPでは表彰台を盆回しでDJブースに早変わりさせるといったショーアップ的な試みにも挑戦し、概ね好評を得ていました。

ただこの新しいロゴマークに関しては、セバスチャン・ベッテルやルイス・ハミルトンなど現役F1ドライバーたちからも、あまり良い印象がないとする発言が出ています。また古くからのF1ファンやスポーツカー好きなら、ゴードン・マレーが設計したマクラーレンのロードカー「F1」のロゴバッジを思い出す人もいるかもしれません。


とはいえ、これまでのロゴマークも、登場した当初はそれまでの"FIA Formula One World Championship"という文字主体のロゴマークから"F1"のみに変わったことで大きな違和感がありました。新しいロゴマークも、結局のところ見慣れてしまえばどうということはなくなるのかもしれません。