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端的に言えば、FJカンパニーはとても魅力的なクルマを造る同社公式サイトのコンフィギュレーターを使えば、理想的なトヨタのクラシック・オフローダーを時間の経つのも忘れてデザインすることができる。上等で高品質なカスタマイズは値も張るが、FJカンパニーのカスタム・モデルでもこれほど良質かつ趣のあるクルマにはなかなか巡り合えないだろう。今年のSEMAショーで同社が初公開した、新しい最高級仕様「シグネチャー」のことだ。


一見するとFJカンパニーが手掛けた他のトヨタ車とそれほど大きな違いは感じられないかも知れないが、目を凝らして見ればいくつもの細やかな変化に気づく。ベース車両は1981年式FJ43型「ランドクルーザー」。完全に車体を分解してから施した徹底的なレストアによって、フレームとボディワークは新車同様の状態を取り戻している。塗装はトヨタ純正の「デューン・ベージュ」カラーをマット仕上げ。そして、そこから細部に数々の趣向が凝らされているのだ。


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サイド・ミラーと燃料キャップはどちらもCNC切削のアルミニウム製で、ガンメタルグレーに塗装されている。40シリーズの純正フロント・バンパーには、ウォーン製8274ウインチ、カスタムのホース・フェアリード、バハ・デザインズ製LEDフォグライトを装備。4輪ディスクブレーキは現行型の「4Runner」から流用したものだ。サスペンションはフォックス製ショックアブソーバーとオールド・マン・エミュー製リーフスプリングでアップグレードされている。



最大の変化の1つはボンネットの下にある。エンジンが元の直列6気筒から、最高出力240hpを発生する4.0リッターV型6気筒「1GR-FE」に載せ換えられているのだ。「ランドクルーザー プラド」から「FJクルーザー」まで幅広く採用されているこのエンジンには、ハルテック製電子制御式燃料噴射システムと6速マニュアル・トランスミッションが組み合わされている。今回出展された車両のエンジンカバーはカーボンファイバー製だ。



このシグネチャーでは、インテリアがまた実に素晴らしい仕立てになっている。ウィンドウ・レバー、ドア・ハンドル、ペダル、シフトレバー、プルノブは全て切削アルミニウム製で、ミラーや燃料キャップと合わせてガンメタルグレーで塗装されている。ヒーター内蔵のレカロ製「スポーツスター CS」シートには高品質レザーが張られおり、同じレザーは後部ベンチシートやドアパネル、シフトレバー・ブーツ、センターコンソール、サンバイザーにも使われている。パワーステアリングやオーディオも装備。コンソールにはAppleの「iPad」が埋め込まれ、エアコンの調整用レバーが備わる。



シグネチャー・モデルの価格は20万ドル(約2,300万円)から。同じベース車両を使った「クラシック」仕様の8万5,000ドル(約970万円)からという値段に比べると大幅に高いが、それだけのお金を投じる価値はあると言えるだろう。




By REESE COUNTS
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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