スティーブ・ジョブズ氏が所有していたBMW「Z8」がオークションに出品! 予想落札価格は平均中古市場価値の倍
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発売されたばかりの「iPhone X」が世界中で注目を浴びているが、全てのApple製品を手に入れてもまだ気が済まない熱狂的なファンに稀少な品をご紹介しよう。それは美しいアルミ製ボディを持つ高性能な機械だがApple製品ではない。同社創業者の1人であるスティーブ・ジョブズ氏が所有していたBMW「Z8」オークションに出品されるというのだ。


1997年の東京モーターショーで公開したコンセプトカー「Z07」の反響が非常に大きかったため、BMWはその市販化を決めた。1999年に1,650万円という価格で発売されたZ8は、コンセプトからデザインがほとんど変わらず、それは1950年代にガルウイングのドイツ車に対抗して3.2リッターV型8気筒エンジンを搭載していたBMWのロードスター「507」へのオマージュだった。Z8は5年間に5,703台が販売され、そのうち2,543台が米国へ輸出された


RMサザビーズによると、オラクル社の元CEOでジョブズ氏と親交が深かったラリー・エリソン氏は、Z8がドイツ人的思考の象徴であり、Appleの製品哲学に共通するものがあると、ジョブズ氏に対し熱心に語ったという。それは正しかった。Z8はスタイルと機能をバランスよく兼ね備えており、偏ったところがない。美しいボディの下に搭載された最高出力400psを発生する4.9リッターV型8気筒エンジン(「M5」と共有)をはじめとするコンポーネントによって、フェラーリさえ含めた現代のスポーツカーにも匹敵する性能を備えている。


この特別なZ8は2000年4月1日に製造され、10月6日にジョブズ氏の元へ届けられた。そして2003年に現オーナーに売却されるまで、ジョブズ氏が所有していたという。現オーナーはその後1年間所有して手放したが、売却したことをすぐに後悔して18か月後に買い戻している。走行距離は1万5,199マイル(約2万4,460km)。純正のハードトップやスタンド、ボディカバー、そしてBMWブランドのモトローラ製携帯電話といった貴重なアクセサリーが付属する。また、ジョブズ氏の名前が記載された登録証、取扱説明書、点検記録簿も残っているという。


ジョブズの所有したZ8は、チタン・シルバーのボディにブラックのインテリアという最も一般的な組み合わせで(1,895台製造された)、それは1年後に発売される初代iPodと同様、クリーンで無駄のないラインやフォームを完璧に際立たせる特徴的なカラーリングだ。中古車情報サイト『NADA Guides』によると、2000年型BMW Z8は平均で20万ドル(約2,280万円)近い値が付けられているようだ。しかし、RMサザビーは、12月6日にニューヨークで開催される予定のICONSオークションで、このクルマの元所有者が同車の価値を30万~40万ドル(約3,420万円~4,560万円)に引き上げるだろうと予想している。


By DIEGO ROSENBERG
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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