「キューベルワーゲン」が電気自動車として復活!? フォルクスワーゲンのディエスCEOが示唆
フォルクスワーゲン(VW)は、あの広く愛されたマイクロバスを電気自動車「I.D. Buzz」として復活させる計画をすでに発表している。そして今回、さらに別の象徴的なモデルが将来的に電動化される可能性が見えてきた。ジープのようなコンバーチブルのドイツ軍用車「キューベルワーゲン」だ。米国では民生仕様として「スィング」という名前で販売されていたクルマである。

米国の自動車メディア『Car and Driver』のインタビュー記事によると、VWのハーバート・ディエスCEOはキューベルワーゲンが、同社の電気自動車専用プラットフォーム「モジュラー・エレクトリック・ドライブ(MEB)」と相性が良いと語ったという。さらに「デューンバギー」など他にも過去の名車を電動化して復活させるアイディアを持っているようだ(ただし水陸両用車「シュビムワーゲン」は除く)。

VWは、マイクロバスの「I.D. Buzz」やクロスオーバーの「I.D. Crozz」といった市販化が予定されている電気自動車に、MEBを共通モジュール・シャシーとして使用している。VWは過去の排出ガス不正問題を払拭するため、10年以内に30車種の新型電気自動車を市場投入する計画だ。しかし、ディエスCEOはVWの代名詞的モデル「ビートル」を電動化に切り替える件については「まだ決定ではない」と述べている。

「MEBは適応性に優れている。後輪駆動、前輪駆動、全輪駆動のいずれにも対応できるため、コンセプト案の幅はかなり広がる。キューベルワーゲンは記憶にないかもしれないが、スィングは素晴らしいクルマだった。他にもバギーなどのキットカーや、そしてバスには様々な派生モデルがある。歴史的なモデルから非常に多くのエキサイティングなコンセプト案が生まれてくるので、ビートルを電動化する必要はない」とディエスCEOは『Car and Driver』の取材で述べている。

VWは過去に2種類のキューベルワーゲンを製造している。第2次世界大戦中、フェルディナンド・ポルシェ氏が手掛けた「タイプ82」と、1968年~1983年に西ドイツの軍用車として製造され、民生用としても販売された「タイプ181」だ。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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