「マクラーレン F1」デザイナー、ゴードン・マレー氏が新ブランド「IGM」から登場するスーパーカーをチラ見せ!
ゴードン・マレー氏といえば、「マクラーレン F1」のデザイナーとして最もよく知られているが、最近は「iStream」と呼ばれる製造プロセスを熱心に開発している。マレー氏によれば、iStreamは比較的安価に軽量なモジュール式プラットフォームを大量生産できる方法であり、その構造は金属製スペースフレームに、複合素材をサンドイッチしたパネルを組み合わせたものだという。

マレー氏が新たに設立した自動車会社、ゴードン・マレー・オートモーティブから「IGM」というブランドを冠し、第1弾として登場する新型モデルには、iStreamのスティール製フレームを軽量なアルミニウム製に置き換えた「iStream Superlight」と呼ばれる進化版が採用される。これはマレー氏が自動車デザインに関わってから50周年を記念する「ワン・フォーミュラ・エキシビジョン」で明らかにされたもので、現在のところティーザー画像と限られた情報のみが公開されている。

ティーザー画像を見ると、このIGMブランドの新型車は明らかにミドシップであり、マクラーレン F1から受け継いだルーフのエアインテークが備わることが分かる。マレー氏によれば、このクルマには最先端の空気力学と素材が使われ、軽量で運転の歓びを感じることにフォーカスしているという。今のところ、それ以上のことは不明だ。果たして、どれほど野心的なクルマになるのか、つまり、標的にしているのはマクラーレン「570S」なのか、それともランボルギーニ「アヴェンタドール」なのだろうか。ボディの側面から判断すると、マクラーレンの「スポーツシリーズ」より小さいようだが、それが必ずしもパフォーマンスと比例しているとは限らない。

IGMという名称は、マレー氏が南アフリカで最初に製作したクルマ「IGM フォード・スペシャル」に由来する。いわゆるロータス「セブン」のクローンだが、マレー氏は1967年と1968年にこれでレースに出場し、成功を収めている。

この新型車がいつごろ発表されるのかについても、全く情報がないので、気長に待つしかないようだ。しかし、マレー氏のことだから、巷に多くのスーパーカーが溢れる現在の市場で、注目を集めるためには情報を小出しにすることが賢いやり方であることくらい熟知しているはずだ。続報に期待しよう。


By ALEX KIERSTEIN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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