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日産は、東京モーターショー2017において、新しい高規格救急車の日産 「パラメディック コンセプト」を公開した。

5世代目となる新型日産パラメディック コンセプトは、「NV350キャラバン」のスーパーロング、ワイドボディ仕様をベースとして開発されたモデルだ。


優れた小回り性能による運転のしやすさに加え、超ハイルーフがもたらすゆとりある室内スペースにより一刻を争う救命救急作業に最適な環境を提供するモデルに仕上げられている。


これまで、日産の救急車では、フロントがエルグランドで、後ろがキャラバン風のニコイチのような不思議な仕上がりのモデルが長年投入されていた。

これは、救急車にはハイパワーが求められているということで、当時のエルグランドに搭載されていた3.5Lのガソリンエンジンの搭載がマストということになり、フロント部がエルグランドというスタイルになっているとのこと。

ちなみに、リアはキャラバン風と記したが、3ナンバーのエルグランドにキャラバンをそのまま合体することはできないので、キャラバンのパーツ等を流用したオリジナルの仕上がりとなっているとのことであった。


なお、今回のモデルは、充分なパワーがあるということで、キャラバンに搭載されている2500ccガソリンエンジンの「QR25DE」が搭載されている。

ただし、ルーフに関しては、ベースのキャラバンのままでは、救急車としての要望に室内高が足りないということもあり、新たにFRP製のルーフを専用開発し、装着しているとのことだ。そのため、全高は2,490mmとなっている。


今回新たに採用されたのは、赤い袋の下に設置されているバッテリーだ。

これは、日産がEV技術で培ったノウハウを基に開発した小型高性能のリチウムイオンバッテリーで、新生児用の保育器など、これまでの救急車では対応できなかった消費電力の大きい高度な医療機器にも安定して電気を供給することが出来るようになるとのだ。

救急車としてEVにはなっていないが、EVの技術が生きている点が日産らしい。


従来モデルは、片側スライドドアであったが、今回は両側スライドドアを採用している。

これは、ウォークスルーはできないが、必要になる機材等をスムーズに取り出せるような収納扉のような役割を果たすドアとのこと。このような人が乗降できないスライドドアの使い方は乗用車ではありえないので興味深い。

日産は、2018年度に新型救急車の発売を計画しており、前型車比で台数の倍増を目指しているとのこと。街中でこの救急車を見かけた際は注目するのではなく、スムーズに通過できるように道を空けていただくようお願いしたい。


日産自動車 公式サイト
http://www.nissan.co.jp/


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