【東京モーターショー2017】ヤマハ MWC-4は「楽器とバイク」インスパイアの4輪LMW! 前後2人でタンデム可能
開催中の東京モーターショー 2017より。ヤマハがLMW(Leaning Multi Wheel)を発展させた4輪コンセプトモデル「MWC-4」を出展しています。MWC-4は市販3輪バイク「TRICITY」と同様のLMW機構をフロントだけでなくリヤにも採用した、「モーターサイクルの官能を味わえる」4輪モビリティです。
 

LMWの"L"はLean(傾斜)という意味で、コーナリングの際はバイクのように車体を傾けて旋回するのが特徴。MWC-4も、乗用車のようなシートを備えつつステアリングはバイクスタイルで、車体を傾けてコーナリングするため超ナロートレッドになっているのが大きな特徴となっています。

また、一見すると1人乗りのように見えるものの、運転席の後ろにパッセンジャーズシートがありバイクと同様タンデムできるのも面白いところ。後席には、足をライダーの左右に延ばす格好で着座します。


ヤマハ発動機はもともと楽器などを手がけるヤマハからバイク部門が独立した会社ということもあり、MWC-4のデザインはバイクと楽器双方からインスパイアされたものとなっています。

このため、車体や乗員を保護する金属フレームにはローズゴールドカラーで優雅なイメージを与え、インテリアにはウッド素材を採用して楽器メーカーのアイデンティティを示しています。一方で、レザーとバックスキンをあしらったシートのカラーは前にボルドー、後ろにホワイトを使用し、「常にライダーを主役に据える」というメッセージを込めたとのこと。

なおMWC-4は、エンジンを駆動ではなく発電用に使い、2つのモーターで走行します。



ヤマハと4輪LMWといえば思い出されるのが2007年に登場した4輪コンセプトの「TESSERACT」。TESSERACTはまるで豹かなにかのように4輪を左右に踏ん張るようなスタイリングが特徴で、当時はその市販化にも大きな期待がかかったものでした。また2015年には逆にトレッドをギュッと詰めた4輪LMW、「O2RT」を研究用として開発していました。

こうした研究開発が結実したのが市販3輪モデルのTRICITYといえるわけですが、決してそこで終わるわけではなく、MWC-4でさらに4輪LMWの可能性を広げようとしているのがヤマハの頼もしいところと言えるかもしれません。


ちなみに、東京モーターショー2017には前回出展のスポーツタイプLMW「MWT-9」をブラッシュアップした「NIKEN」、そしてLMWキックボードとでも言うべきコンパクトな立ち乗り式の「TRITOWN」といった、新形態の3輪LMWも出展されています。

ナンバープレートも取り付けられるNIKENには市販のうわさもあることから、もしかすると1~2年後には"グラブロ顔の3輪バイク"が街を走っていたりするかもしれません。