ロータスが開発中の新型SUVと思われる特許画像が流出! 
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ロータスの新型SUVと見られる特許画像がリークされたと聞いて、多くの人は驚きよりも「ようやくか」と感じたに違いない。英国ノーフォーク州へセルから多人数が乗れるクルマの登場を夜も眠れないほど楽しみに待ち望んでいたからというよりも、準備期間に少なくとも3年は掛かっているからだ。ロータスが2006年のパリ・モーターショーで、7人乗りの「APXコンセプト」を電撃的に発表した時から数えれば10年以上が経過している。このAPXで、同社は初めてVVA(Versatile Vehicle Architecture)と呼ばれるプラットフォームを披露した。7人乗りSUVの車両重量を1,600kgに抑えたVVAを発展させた技術は、今でも「エヴォーラ」に使われている。

ロータスがマレーシアの自動車メーカー、プロトンの傘下にあった2015年、同社のジーン・マーク・ゲールズCEOは、ポルシェ「マカン」の購買層を狙う、同じセグメントのクルマの中では「最速かつ最も俊敏」な新型SUVを開発中だと発表した。現在、同社は新しいオーナーの傘下でより多くの販売台数と利益を上げており、じっくりと時間を掛けてその名前に相応しいスポーティなSUVを開発しているらしい。ついにその全体像が見えて来た。


リークされたロータスのSUVとされる画像を見ると、フロントのデザイン、ルーフ中央の凹み、ワイドに張り出したリア・フェンダー、丸型のテールライトなどにロータスらしさが感じられる。サイドから見ると、後端が跳ね上がったリアのクウォーター・ウィンドウや、高い位置にある給油口が特徴的だが、これらは1974年に登場した2代目「エリート」の特徴を反映したもので、2年前にゲールズCEOが示唆していたデザインを受け継いでいる。技術面に関する噂では、トヨタ製直列4気筒エンジンを搭載し、車両重量はAPXコンセプトと同等の1,600kgを目指しているという話だ。ロータスは親会社の中国・吉利汽車(ジーリー)からコンポーネントを選択・調達することができるようになったため、現在はそれによって新たなスポーツカー・レンジを開発しているという。だからおそらく、新型SUVに旧くなったVVAは採用されないだろう。


ロータスが成功を収めれば、彼らのSUVはポルシェのマカンから1台当たり約1,000ポンド(約15万円)の利益を奪うことになる。先月、ゲールズCEOは英国BBCの『トップギア』にこう語った。「エヴォーラがポルシェ 911のライバルとなり得たように、我々のSUVはポルシェ カイエンに対抗しなければなりません」。

世界各国へ輸出することを踏まえ、ロータスはこの新型SUVを中国で生産することも計画しているという。発売は4年後になりそうだ。ゲールズCEOが語っているように、このSUVのハンドリングは「比類なき」ものになるだろう。だが、それは決してスポーツカーではない。英国ヘセルで歓迎されるのは、ロータスのスポーツカーだけだろう。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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