2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた31台の新型車をまとめてご紹介!
今年も日本カー・オブ・ザ・イヤーのノミネート車が発表される季節がやってきた。

1980年に創設され、今年で38回目を数える日本カー・オブ・ザ・イヤーの目的とは、「市販を前提として日本国内で発表される乗用車の中から、年間を通じて最も優秀なクルマを選定し、そのクルマに日本カー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを与え、その開発・製造事業者を称えることにより、一層の性能・品質・安全の向上を促すと共に業界発展と地球環境保護、交通安全に寄与する」こと。価格帯も用途も販売ボリュームも異なる様々なクルマを横並びに比較して「最も優秀なクルマを選定」することの是非(可否)については議論もあるだろうが、最近では大賞に選ばれなくとも独特の価値や魅力を持つクルマに「イノベーション部門賞」、「エモーショナル部門賞」、「スモールモビリティ部門賞」、「実行委員会特別賞」を与えることで、様々な車種が脚光を浴びる機会を得られるようになっている。

今回は2016年11月1日から2017年10月31日までに発表または発売され、年間の販売台数が500台以上見込まれている乗用車の中から、次の31台がノミネートされた。なお、電気自動車「リーフ」の新型を発表したはずの日産自動車は「"完成検査"に関する問題から2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされることを辞退する」と実行委員会に連絡があったとのこと(スバルはどうする!?)。


スズキ「スイフト」シリーズ
先々代から世界的に高い評価を得ているスズキのBセグメント・ハッチバック車。今年1月に発売された新型は軽量・高剛性プラットフォームにダウンサイズ直噴ターボやハイブリッドを採用。環境性能や実用性だけに留まらず、運転の楽しさを強調した「スイフト スポーツ」も合わせて対象になる。今年の本命という声もチラホラ。


スズキ「ワゴンR」シリーズ
トールワゴン型軽乗用車の開拓者も今年2月に6代目が登場。こちらも軽量・高剛性プラットフォームとマイルドハイブリッドを採用し、軽ワゴン最良のJC08モード燃費33.4km/Lを達成した。3種類のデザインを揃え、先進安全機能も充実。スズキはスイフトの大賞と合わせてスモールモビリティ部門賞のダブル受賞狙いも。


スバル「XV」
5月に発売された3代目スバル XVは、スバル入魂の新開発プラットフォームに最新デザイン言語を組み合わせ、SUVではなく"クロスオーバー車"として独自の地位を築いた先代から正常進化。そのベースとなった現行「インプレッサ」が昨年の大賞に輝いているため、2年連続の受賞は難しいか。


ダイハツ「ミライース」
"第3のエコカー"として旋風を巻き起こした初代の後を継ぎ、5月にモデルチェンジした5ドア・ハッチバック軽乗用車。ブラットフォームを一新し、パワートレインや安全機能も改良されたが、偉大な初代に比べるとややインパクトが薄い感がなきにしもあらず。2台のライバルを抑えてスモールモビリティ部門を勝ち取ることが出来るか。


ダイハツ「トール」トヨタ「ルーミー」トヨタ「タンク」/スバル「ジャスティ」
3つのメーカーから4つの名前で販売されているが、基本的な開発は(トヨタの意向を受けつつ)ダイハツが担当。軽自動車より少し余裕があるAセグメントのトールワゴン。ロビー活動も3社共同で行っているかどうかは、Autoblogでは知りません。


トヨタ「カムリ」
米国で最も売れている乗用車の最新モデル。日本でも7月に発売された。トヨタの新世代プラットフォーム「TNGA」と、新世代エンジン「ダイナミックフォース」を採用した中型セダン。日本仕様はハイブリッドのみとなる。キャッチコピーは"BEAUTIFUL MONSTER"。美しき怪物。米国でカムリを買う人にも教えてあげたい。


トヨタ「プリウスPHV」
2代目となったプラグイン・ハイブリッドのプリウスは、通常のプリウスとは異なるデザインで登場。先代より容量が拡大したバッテリーによって、電気のみで走行できる距離が大幅に伸びた。ライバルの電気自動車が辞退した今、「イノベーション部門賞」の本命か。


トヨタ「C-HR」
現行型「プリウス」の車体をベースに、世界的に人気の高いコンパクト・クロスオーバーとして仕立てたクルマ。ただしハイブリッドだけでなく、ダウンサイズ・ターボと4輪駆動の組み合わせもある。発売は昨年12月。それ以前からコンセプトカーという形で公開されたり、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦したりと露出が多かったので、新鮮味は薄れている気もするけれど、もし日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞すれば再び注目が高まるかも。


レクサス「LC」
レクサス・ブランドの高級2ドア・クーペ。発表はもう2年近く前の北米国際オートショーなので、こちらも新鮮味はもはや感じられない。最近発売されたフラッグシップ・セダンの「LS」とは異なり、依然としてV8エンジンを使い続ける。こういうクルマが"日本"カー・オブ・ザ・イヤーというタイトルに相応しいかどうかは、選考委員の先生方が判断するだろう。



ホンダ「N-BOX」/「N-BOXカスタム」
"日本で最も売れているクルマ"の称号を受け継ぐことが課せられたトールワゴン型軽乗用車の2代目。こちらもプラットフォームが刷新され、室内空間はますます拡大。安全機能も進化した。今回ノミネートされているホンダ車はこれだけなので、スモールモビリティ部門をスズキやダイハツと争うことになるだろう。



マツダ「CX-5」
SKIACTIVテクノロジーや魂動デザインと共に、2代目に進化したミドル級SUV。発売は今年2月。製品としての品質は大きく向上しているものの、初代に比べたら選考委員に訴えるインパクトは弱いかも。


マツダ「ロードスターRF」
ご存じ2人乗りオープントップのスポーツカーをベースに、開閉式ハードトップ・ルーフを備えたファストバック・クーペとして仕立てたモデル。発売は昨年12月だが、今でも路上で見掛けると思わず目で追ってしまうのは筆者だけではあるまい。ソフトトップのロードスターが2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しているので、兄弟受賞は難しいだろう。だが、エモーショナル部門賞は狙えるかもしれない。


アルファ ロメオ「ジュリア」
アルファ ロメオ久々の後輪駆動、伝統の名前が復活、フェラーリ製V6エンジンと、クルマ好きにとっては話題に事欠かないDセグメントのスポーツ・セダン。濃い目の存在感が選考委員の思考と心情にどう作用するか、注目だ。


アウディ「Q5」
2代目に進化したアウディのミドル・クラスSUV。縦置きエンジンが弟たちとの大きな違い。ちなみに新型Q5は全てメキシコの工場で生産されている。


アウディ「Q2」
こちらはサイズも価格ももっと手頃なアウディ最小サイズのSUV。299万円からという価格で買えるが、SUVなのに、アウディなのに、4輪駆動の設定はなく、前輪駆動のみとなる。それで充分という人も多そうだが。


アウディ「A5」
昨年「インポートカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「A4」と車体の多くを共有するA5は、2ドアの「クーペ」、4ドア+ハッチバックの「スポーツバック」、開閉式ソフトトップを備える「カブリオレ」と3タイプが揃う。


BMW「5シリーズ」
7代目となったBMWのミドルクラス・セダンおよびステーションワゴン。先代より大幅に軽量化され、機能面で様々なアップグレードを受けた。走りを重視したスポーティなモデルからプラグインハイブリッドまで各種用意されるバリエーションの多さも強力。


MINI「クロスオーバー」
3世代目BMW MINIで最もサイズが大きなSUV仕様、というよりBMWの前輪駆動クロスオーバー車「2シリーズ アクティブ ツアラー」のMINI版。


キャデラック「XT5 CROSSOVER」
「SRX」の後継として、キャデラック・ブランドで販売されるミッドサイズSUV。日本仕様は3.6リッターV6エンジンの4輪駆動のみだが、本国には前輪駆動もある。


シトロエン「C3
先代とは大きくイメージを変えたシトロエンの"主力"Bセグメント・ハッチバック。個性的なデザインは「C4カクタス」譲りだが、オートマチック・トランスミッションが5速シングルクラッチ式から6速トルコン式になるなど、大きな進化も見られる。


ジープ「コンパス」
前輪駆動またはそれをベースにしたオンデマンド式4輪駆動のコンパクト・ジープ。弟分の「レネゲート」とは違って、「グランド チェロキー」に近いデザインが特徴。


ランドローバー「レンジローバーヴェラール」
"レンジローバー"の名前を持つ第4のモデル。サイズも価格帯も、「イヴォーク」より上で「レンジローバー」や「レンジローバー スポーツ」より下という位置づけだが、最大の魅力は美しいデザインか。


ランドローバー「ディスカバリー」
5世代目となったディスカバリーは、上級モデルのレンジローバーと同様、シリーズで初めてアルミ製モノコックが採用された。ランドローバー一族における最大の特徴は大人7人が快適に乗れる3列シート。


メルセデス・ベンツ「Sクラス」
言わずと知れたメルセデス・ベンツのフラッグシップ・セダン。今回ノミネートされているのは、6代目のマイナーチェンジ。デザインとパワートレインが一部見直され、安全機能がアップデートされた。


メルセデス・ベンツ「GLAクラス」
メルセデスで最もコンパクトな「Aクラス」をベースとするクロスオーバーSUV。こちらもデザインと機能がアップデートを受けたマイナーチェンジ。


メルセデス・ベンツ「Eクラス クーペ」/「Eクラス ステーションワゴン
昨年発売された5代目「Eクラス セダン」をベースとするクーペとステーションワゴン。ちなみにセダンは昨年、アウディ「A4」の後塵を拝した。今年は「A5」より多くの得点を集めて溜飲を下げたい。

メルセデス・ベンツ「GLCクーぺ」
車名からお分かりの通り、「Cクラス」をベースにしたSUV「GLC」クラスのボディをクーペ風に仕立てたモデル。


プジョー「30085008
プジョーのCセグメント・ハッチバック「308」をベースにしたクロスオーバーSUV。欧州では大人気で、ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。5008は7人乗り3列シートを備える拡大版。前輪駆動ながら独自の「グリップコントロール」と呼ばれるシステムで、滑りやすい路面でもトラクションを確保する。

ボルボ「XC60」
最新アーキテクチャ「SPA」を採用して生まれ変わった新世代ボルボにおけるミドルクラスのSUV。より大型な「XC90」から多くの装備や機能、デザインを受け継ぐ。


ボルボ「V90」/「V90クロスカントリー」
XC60と同様にSPAを採用する新世代ボルボで、上級モデル「90」シリーズのステーションワゴンがV90。その最低地上高を55mm引き上げてクロスオーバー風味を加えたものがV90クロスカントリー。


フォルクスワーゲン「ティグアン」
「ゴルフ」をベースにした小型SUVの2代目。現行ゴルフと同じ「MQB」と呼ばれるアーキテクチャを採用し、ホイールベースが長くなったことから、先代より車内が広くなった。