アルピーヌ、FIA公認のワンメイク・レース用車両「A110カップ」を発表! 価格は約1,320万円+レース参戦費用
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発売が待たれる新型車で、間違いなく欲しいクルマのリスト上位に入るのが新型「アルピーヌ A110」だ。1970年代にラリーで活躍したオリジナルから受け継いだ曲線的なボディ・ラインと丸目のヘッドライトは、我々も非常に気に入っている。加えて、軽量な車体に最高出力252psのエンジンをミドシップに搭載すると聞けば、さらに期待は高まるというものだ。しかし、この公道仕様車と同じくらいクールなレース仕様車「A110カップ」には敵わないかもしれない。

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このA110カップは、通常のA110と同じ美しいラインを特徴としているが、いくつかのレース用装備でスパイスアップされている。そのレシピには、ブラックで塗り分けられたルーフや、洒落たサイドのストライプ、テールに備わる小さなスポイラー、そして40mmローダウンされた車高などが含まれる。ヘッドライトはカバーされているが、我々は特に、クラシックなレースカーに見られるX字型のテーピングを反転させたように半分だけ覆われた補助ライトが気に入った。

2017 - Alpine A110 Cup
機械的にはサーキット走行に合わせて様々な変更が施されているものの、基本的には公道仕様と共通だ。1.8リッター直列4気筒直噴ターボ・エンジンはエア・フィルターとエキゾーストをレース用に交換したことで、標準を18ps上回る270psを発生する。最大トルク320Nmは変わらないという。これにパドルシフト付き6速シーケンシャル・ギアボックスが組み合わされ、後輪を駆動する。

シャシーはエンジン搭載部のサイドメンバーをアルミ削り出しの部材で補強し、そこにロールケージの後端を溶接。これによってリア・サスペンションのアッパーアーム取り付け位置を引き上げることが可能になった。ジオメトリが変更されたサスペンションにはオーリンズ製の調整式ダンパーを装備。18インチ・ホイールに、ミシュラン製スリックタイヤを履く。ブレンボのブレーキは公道仕様のアルミ製から前後ともマグネシウム製キャリパーに交換され、ベンチレーテッド・ディスクも前355mm、後330mmと大径化。ABSやトラクション・コントロールは、ステアリングのダイヤルで効き具合を調整したり、完全にオフにすることもできる。

インテリアは軽量化のために装備やトリムの多くが省略され、車両重量は1,103kgから1,050kgに削減された。だが、エアコンは残されており、助手席側には同乗者用のバケットシートを取り付けることも可能だという。

2017 - Alpine A110 Cup
アルピーヌA110カップの開発には、世界耐久選手権を戦うアルピーヌのLMP2マシンを製作したシグナテックが協力しており、FIA公認のワンメイク・レース「アルピーヌ・ユーロカップ・レース・シリーズ」に出場できる。このシリーズは2018年6月から10月に掛けて開催され、フランス2カ所(ポール・リカールとディジョン・プレノワ)、英国(シルバーストーン)、ドイツ(未定)、スペイン(バルセロナ)、ベルギー(スパ・フランコルシャン)という6つのサーキットで12レースが予定されている。シリーズの出場枠は20台のみ。1レースは約30分。総合で順位を競うほか、25歳以下のジュニア・クラスと、45歳以上のジェントルマン・クラスも設定されており、戦績上位のドライバーには賞金も出る。このシリーズに参戦したいなら、まず車両価格が税別10万ユーロ(約1,320万円)、参加費が2万ユーロ(約264万円)ほど必要だが、1シーズンの参戦コストは10万ユーロ以下になると見積もられている。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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