ランドローバー、中国メーカーにパクられること警戒してコンセプトカーの公開を取り止め
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中国の自動車業界は、オリジナルの新型車を発表し成長・発展を続けている一方で、未だに多くの自動車メーカーがルールに従うことを拒んでいるのが現状だ。オリジナルのデザインを考える代わりに、これらのメーカーは臆面もなく他のメーカーのデザインをそっくりそのままコピーして、まるでオリジナルの製品であるかのように、フロントに自分たちのバッジを付けて売っている。英国の自動車メディア『Auto Express』によれば、こうした偽物に嫌気がさしたランドローバーは、クローンを食い止めるため、コンセプトカーの公開を事実上取り止めているという。

中国産コピー車の中で、最も厚かましく、物議を醸しているのが、Land Wind「X7」(画像)だ。このクルマは、見るからに「レンジローバー・イヴォーク」のデザインを丸パクリしたことは明らかだが、ジャガー・ランドローバー(JLR)の訴えは却下され、イヴォークのおよそ3分の1の値段で販売されている。JLRが法的措置を取ったにも拘わらず、同車が生産を停止、あるいはデザイン変更することはなかった。中国当局は、著作権法を守るよりも"ホーム・チーム"を守ることにより多くの関心を持っているらしい。



そんな経緯もあり、ランドローバーのデザイン・ディレクターであるジェリー・マクガバン氏は、「新しいコンセプト・モデルの公開に慎重」になっていると告白した。敵にコピー車を造るための時間を与えてしまうからだ。ランドローバーの最新モデル「レンジローバー・ヴェラール」は、今年のジュネーブ・モーターショーでいきなり量産車という形でデビューした。しかし、コンセプトカーとして公開することを取り止めたからといって、こうした中国メーカーがコピー車の生産を止めることはないだろう。ただ、ランドローバーが盗作メーカーよりもずっと早く量産に入れることは確かだ。


By REESE COUNTS
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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Land Wind「X7」
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