トヨタ、東京モーターショーに6人乗り燃料電池サルーンと実用化前提の燃料電池バスを出展
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トヨタは純粋な電気自動車の分野で他の自動車メーカーに対する遅れを取り戻そうとしているが、燃料電池車の追求も諦めていないようだ。今年の東京モーターショーには燃料電池を搭載する"プレミアムサルーン"とバスのコンセプト・モデルを出展するという。

画像ではミニバンのようにもクロスオーバーのようにも見える「Fine-Comfort Ride」は、トヨタによれば「プレミアムサルーンの新しいかたち」として提案するコンセプト・モデルであるという。6席の回転式キャプテンシートを全て中央に向けられるので、走るリビングと言ってもいい。運転席も回転できるということは、単なるFCVではなく、自動運転技術の搭載も示唆しているのだろう。ナスのような色で塗装されたボディの下には、インホイールモーターを採用することで室内空間の最大化が図られている。しかし、最も注目すべき特徴は、約1,000km(JC08モード)と発表されている航続距離だ。これなら、キャプテンシートにもたれてくつろぎながら長距離を移動できる。


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もう1台は「SORA」と名付けられた燃料電池バス。その車名は、Sky、Ocean、River、Airの頭文字を取ったもので、地球の水の循環を表しているという。この79人乗り(うち座席は22)のバスは、単なるコンセプト・モデルに留まらない。トヨタは2020年東京オリンピック/パラリンピックに向けて、100台以上のSORAを生産・導入する予定なのだ。

(バスにしては)洒落たデザインで、車内外に設置された8個の高精細カメラが周囲の歩行者や自転車などの動体を検知して、運転手へ音と画像で知らせる周辺監視機能を搭載する。また、路面の誘導線をカメラが検知することで、車いすやベビーカーの乗客が乗降しやすいように、バス停との隙間約3~6cm、バス停車位置から前後約10cmの精度で自動的に操舵と停車を行うという。日本初の加速制御機能が穏やかな発進・加速を可能とし、車内で立っている乗客にも配慮する。2個の燃料電池スタックはFCV「MIRAI」と同種のものであり、10本もの高圧水素タンクを搭載している。

東京モーターショーは10月25日に開幕(一般公開は10月28日〜11月5日)する。


By Greg Rasa
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

■関連リンク
トヨタ 東京モーターショー2017特設サイト
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/tms2017/

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