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オフシーズン中にも関わらず、フォーミュラEが熱いことになっている。各自動車メーカーがそのグリッドを得ようと躍起になっているようだ。既にジャガーはこの電気自動車(EV)によるレース・シリーズに参戦中だが、来年発売を予定している同ブランド初の量産EV「I-Pace」を使ったサポート・レースも展開していく。これまでチームのサポートという形で関わって来たアウディは、来季からワークスとして本格参戦を開始する。BMWは2018-2019年シーズンから参戦すると発表し、メルセデス・ベンツはDTMをポルシェはWECを撤退して2019-2020年シーズンの参戦に備える。ルノーに替わって日産が出場するという噂もあり、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)も参戦を検討中だ。

さらに、今度はアストンマーティンがフォーミュラEへの参戦を検討していると『Automotive News Europe』が伝えているが、こうした状況を踏まえるとそれほど驚くことではないだろう。

アストンマーティンのアンディ・パーマーCEOは、「ラピードE」(写真)をはじめとする市販EVモデルの開発に、フォーミュラEが役立つ可能性があると、同メディアに話している。同CEOは「我々はまだEVを持っていないが、2019年には用意できる」「この(アストンマーティンとフォーミュラE)2つが1つになることを想像できるだろう。私はフォーミュラEが大好きだ」と語っている。

だが、パーマーCEOの話によると、レース途中でマシンを乗り換えるルールが廃止されるまで、アストンマーティンはフォーミュラEへの参加を望まないという。「私にとって、2台のクルマを使用するということは、バッテリー切れの心配が高まることを意味する」と語るパーマーCEOは、「これが変更されることで、ようやく面白くなる」と続けている。過去には、他の自動車メーカーもマシンの乗り換えについて不安を表していた。来季の2017年-18年シーズンは、このルールが採用される最後のシーズンとなり、2018-19年シーズンから、フォーミュラEは1人のドライバーが1台のマシンを使用するように変更となる予定だ。

アストンマーティンは、パートナーだったLeEco社がプロジェクトから撤退したことを受け、ラピードEの計画を縮小し、その代わりにウィリアムズの関連会社の協力を得て、155台のみを限定生産することになっている。価格はイギリス本国でおよそ20万ポンド(約2,960万円)になる見込みだ。


By JOHN BELTZ SNYDER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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