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米国のスポーツカー・ブランド、パノスの名前で知られるドン・パノス氏は、ジョージア州に拠点を置く電気自動車(EV)メーカーのGreen4Uテクノロジーズ社の共同創設者でもある。そのGreen4Uテクノロジーズが、2018年の第2四半期にデリバリーを予定する2種の新しいEVモデルを発表した。もはや自動車業界において電気自動車は大胆な事業とは言えないが、パノス氏とGreen4UのCEO兼共同創設者であるジャック・パーコウスキー氏は、人々がまだ知らないことも察知する力があるらしく、Green4Uはこれら2つのモデルで非常にニッチな市場を狙っているようだ。彼らが「MTU-6」と「Enova」と呼ぶそれらの新モデルは、どちらも6枚のドアを持つ電動SUVなのである。

Green4UはMTU-6とEnovaを、米国コロラド州デンバーで今月12日まで開催されていたタクシーキャブ、リムジン&パラトランジット協会(TLPA)のトレードショーに出展することで、両モデルの設計意図を示している。つまり、どちらのモデルも左右1枚ずつのドアを追加したことによって、後部座席に乗り降りしやすいというわけだ。とはいえGreen4Uによると、両モデルは「フリートユースを念頭に考えて設計されているが、それだけではない」とのこと。その巨大な車体サイズにも関わらず、出展されたプロトタイプは1回の充電で230マイル(約370km)の航続距離を誇る。特徴はモジュラーアルミニウム構造のシャシーで、これは将来的に市販される他のモデルのベースにもなるようだ。計画の中には、SUV「Enova」の8ドア・バージョンも含まれているという。


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「我々が注目しているのはフリートユースの事業主や運営者だ。なぜなら、彼らはEVなら経費を劇的に軽減できると認識しているからだ」とパーコウスキー氏は言い、「年間5万マイル(約8万km)走行するフリート車両を抱える企業は、燃料費とメンテナンス費用で数千万ドルを節約できる」と語っている。

Green4Uは来年前半にMTU-6とEnovaを発売する予定だという。同社は今後もさまざまなEVを導入していく予定で、その中には近隣走行専用の超小型車、セダン、バン、そして中型や大型の商用車が含まれる。今年6月にGreen4Uとパノスは試験的なEVレーサー「GT-EV」を発表している。


By JOHN BELTZ SNYDER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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