マクラーレン、1人の顧客が特別注文したワンオフ・モデル「MSO R クーペ」と「MSO R スパイダー」を公開
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大金を積めばスーパーカー・メーカーに頼んで自分だけのクルマを造ってもらうことができる。「マクラーレン・スペシャル・オペレーション(MSO)」は、F1で有名になった英国の自動車会社が、そんな顧客からの特別注文に応えるために設立された。先日、ある1人の富裕なエンスージアストがマクラーレンに自分の好み合わせたクルマを2台も同時に注文し、MSOはそれを完璧に実現して納車したという。1台はエアスクープ付きルーフを備える「MSO R クーペ」、もう1台は開閉式ルーフを装備した「MSO R スパイダー」と呼ばれるこれらのクルマは、2台がほぼ同じように仕立てられている。



これら2台は、マクラーレン「675LT」と「675LT スパイダー」がベースになっているようだ。ただし、3.8リッターV型8気筒「M838TL」エンジンの最高出力は、675LTの675psから688psに高められている。マクラーレンによれば、このエンジンは設計の全てが見直され、手作業で研磨したヘッドと排気ポートを備えるという。エキゾーストには、排気流を最適化するためにパイプを延長した「クロスオーバー」マフラーを採用。2本の丸型テールパイプはチタン製だ。



両車のスタイリングで特筆すべき変更は、2つのパーツで構成された巨大なリア・ウイングをはじめとする数々の空力デバイスが追加されたことだ。エアフローを最適化するため、フロントにダイブプレーンを装着し、フェンダーにはルーバー付きのダクトが開けられている。フロント・バンパー、ボンネット、ルーバー付きフェンダー、ルーフ・スクープ、リア・デッキ、サイドミラーのアームとカバーは、全てカーボンファイバー製だ。それを見せ付けるかのように、車体の中央にはカーボンファイバーのストライプが施されている。ボディは2台ともリキッド・シルバーでペイントされているが、クーペはサテン仕上げ、スパイダーはグロス仕上げと微妙に異なる。ブラックの5スポーク・ホイールのペイントも同様だ。フロント・スプリッタとサイド・スカート、そしてリア・ウイングのエンドプレートには、デルタ・レッドでアクセントが入れられている。



インテリアもカーボンと赤いトリムが組み合わされている。ダッシュボードやセンター・コンソール、ドア・パネルはブラックのアルカンタラで覆われ、赤いステッチが施されている。だが、キャビンの大部分は剥き出しのカーボンファイバーだ。ステアリング・ホイールもカーボンファイバー製で、グリップ部分にアルカンターラが巻かれ、エクステリアと同様にデルタ・レッドのマーキング・ストライプが入る。メーター・パネルに表示されるMSO Rのロゴや、ドアシルに貼られたプラークからも、特別注文であることが分かる。バックレストが固定式のバケットシートは赤いアルカンタラ張りで、ヘッドレストに黒でMSO Rのロゴが刺繍されている。



このクルマを注文した人物が、何処の誰であるかは明かされていない。しかし、2台とも左ハンドルであることから、マクラーレンの本拠がある英国ウォーキングの近くに住んでいないことだけは確かだ。


By REESE COUNTS
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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