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フォルクスワーゲン・グループ傘下にあるポルシェが、排出ガス不正問題で損失を受けたとして、同グループに属するもう1つの高級ブランド、アウディに対し2億ユーロ(約266億円)の損害賠償を求めていると、ドイツの一般紙『Bild』が報じている。

同紙は、情報提供元については伏せた上で、ポルシェの幹部がアウディに請求書類を送付したと伝えている。

アウディは2015年11月、同社製の3.0リッターV6ディーゼル「TDI」エンジンを搭載したフォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェの計8万台に上る車両に、米国では規定違反となる排出ガス制御装置が使用されていたことを認めた。

ドイツ政府は今年7月、ポルシェのSUV「カイエン」にリコールを命じ、同車の認可を取り下げた。今年6月には2009年から2013年に製造されたアウディの「A8」および「A7」でも新たな不正が発覚。9月末に研究開発を担当していたポルシェの元取締役が逮捕されている。

『Bild』紙によると、ポルシェはアウディに対し、改修費用や裁判費用、顧客や販売に対する措置の代償として、損害賠償を要求しているという。

ポルシェの広報担当者は詳しい事情には触れず、公に議論するようなことではなくて、あくまでフォルクスワーゲン・グループ内部の問題であることを強調した。アウディ側はコメントを拒否し、ポルシェに質問するようにと述べるに留まっている。

※この記事は『Reuters』に掲載されたAndreas Cremer記者とJan Schwartz記者の記事を転載したもの。


By REUTERS
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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