トヨタ、最高級車「センチュリー」の新型を東京モーターショーに出展 21世紀初のモデルチェンジ
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トヨタは、10月25日に開幕する第45回東京モーターショー2017で、2018年に発売予定の新型「センチュリー」を公開すると発表した。

21世紀になってから初めてのモデルチェンジとなる3代目センチュリーは、既に販売終了した先代の5.0リッターV型12気筒エンジンに替えて、レクサス「LS600h」と同じ5.0リッターV型8気筒直噴エンジンに2段変速式リダクション機構付の「THSⅡ」を組み合わせたハイブリッドを採用する。詳細なスペックや、LS600hと同じ4輪駆動になるかどうかは、現時点では明らかにされていない。



全長5,335mm × 全幅1,930mm × 全高1,505mmというサイズは、1997年に登場した2代目センチュリーよりさらに65mm長く、40mm幅広く、30mm高い。だが、3,090mmのホイールベースや、前後とも1,615mmのトレッドは、レクサス LS600hLと共通。つまり、21年ぶりにフルモデルチェンジする新型センチュリーは、間もなく旧型となるレクサス LSがベースになっているとも考えられる。


とはいえ、エクステリアのデザインは、スピンドル・グリルやL字型ランプを備えるレクサス LSと比べたら、新しいのにクラシック。ボディの下部をシルバーで塗り分け、四角いヘッドライトの間に長方形の大きなグリル、横一文字に並ぶテールランプ、クロームのセンター・ピラー、黄金の鳳凰が鎮座するホイールキャップなどの特徴は、先代はおろか半世紀前に誕生した初代から受け継がれている。しかし、センサーやカメラによる安全装備が充実したためか、ついにセンチュリーにもドア・ミラーが採用された。一見伝統的な形状のヘッドライトも、その内部には3灯プロジェクター式ランプにLEDのアダプティブ・ハイビーム・システムが搭載されている。一見控え目なリアのコンビネーションランプにも「和の光」をイメージとした線発光する立体的なレンズが採用された。伝統を破り、その間のガーニッシュ部が黒色化されたのは、「洗練された一体感と落ち着きを表現」するため。二重構造となったグリルの縦格子の奥側やクリアランスランプには、七宝文様を施すことで「精緻な造りこみで華やかさを表現」したという。



誰もが憬れる(?)後部座席の空間は、折り上げ天井様式(居室の天井の中央部を上方へ一段高く凹ませる建築様式)を採用するとともに、伝統的な柄を施すことで「最高級車にふさわしい設え」を演出したという。リフレッシュ機能(マッサージ機能)付きシートの表皮は、伸縮性に優れ柔らかい触感を持つ100%ウール素材を用いたファブリック仕様と、柔らかな触感の最高級表皮を採用した本革仕様から選べる。無段階に調整可能な電動オットマン、ライティングテーブル、読書灯、大型ディスプレイ付エンターテインメント・システム、20スピーカー・プレミアムオーディオなど、快適装備はもちろん充実。中央のアームレストに備わるタッチ式液晶パネルで、シートや空調、オーディオなどを操作できる。靴を脱いで背中をマッサージされたら寛げることは間違いないが、トヨタでは「心地よさと格の高さ」も実現したと断言している。



サスペンションに専用チューニングを施し、乗り心地に特化した新開発のタイヤを採用することで(つまり、足回りはレクサス LS600hのままではないらしい)、走行安定性と上質な乗り心地を両立したという。また、エンジンマウント特性の最適化やアクティブノイズコントロールシステムの採用などによってエンジン起動時の音や振動を抑え、滑らかな発進と室内の圧倒的な静粛性を実現しているそうだ。

その乗り心地や走りはなかなか体験する機会がないかもしれないが、マイバッハともロールス・ロイスとも違う、日本が誇る最高級車の伝統的で精緻な作りを、東京モーターショーでは是非ともご覧いただきたい。


トヨタ 公式サイト:東京モーターショー特設ページ
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/tms2017/


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