スバル、産業機器の生産および販売を終了 今後は自動車事業に集中しさらなる成長を目指す
SUBARU(旧富士重工業)は2日、同社の中核である自動車事業に注力するため、60年以上にわたり継続してきた産業機器の生産および販売を9月末をもって終了したことを発表した。

同社は、プレスリリースで「事業の中核である自動車事業へ経営資源を集中させることで、スバルブランドを徹底的に磨くため、事業構造のさらなる強化を図り、持続的成長を目指します」と述べている。

撤退が公表されていたスバルの産業機器事業がついに終わりを迎えた。富士重工業株式会社は昨年、中核事業である自動車と航空宇宙事業での成長を目指し、社名とブランド名を統一することで"スバルブランドを磨く"ため、「株式会社SUBARU」に社名を変更すると発表。また同年10月1日付で、同社の産業機器事業を担う産業機器カンパニーがスバルの自動車事業に統合されることも発表された。「スバル」とは、「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれる星団の日本語の名前で、1953年の設立時に資本出資した5社と富士重工業を合わせた6社を象徴しているとされている。また、航空宇宙事業においては、防衛省向けに様々な事業を展開している。

同社の産業機器事業は、1951年に旧大宮製作所にて540ccのM6型エンジンを生産したことが始まりだ。スバルによると、同事業については、関連会社である産業機器株式会社が建設機械や農業機械、産業機械に搭載される汎用エンジンやポンプ、発電機のアフターサービスを行っていくという。また、オフロードカー等向けの高性能車載用エンジンの製造も供給契約の満了をもって終了するとしている。

スバルは現在、昨年発表された「Viziv-7 Concept(ヴィジヴ7コンセプト)」をベースにした米国市場向けの新型3列7人乗りミッドサイズSUV「ASCENT(アセント)」の生産開始に向けて、インディアナ州ラファイエットにある工場の生産態勢の再構築に励んでいる。


By Sven Gustafson
翻訳:日本映像翻訳アカデミー