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日産が海外で展開する高級車ブランド、インフィニティは数年前に電気自動車(EV)の市販化を発表したものの、その計画は立ち消えとなっていた。しかし現在、2019年の発売を目指して新型EVを準備中で、来年1月にデトロイトで開催される北米国際自動車ショーではコンセプトカーが発表されるという。

現時点で詳細は明かされていないが、インフィニティの専務執行役員グローバルデザイン担当のアルフォンソ・アルベイザ氏がメディアに語ったところによれば、この完全に電気のみで走行する新型EVは、新開発プラットフォームを採用する全く新しいモデルになるという。

同氏はまた、今年8月のペブルビーチ・コンクール・デレガンスで発表された、往年のグランプリ・レースカーからインスピレーションを受けたと言われるコンセプトカー「プロトタイプ9」(写真)に言及し、「同車のパーツが別のコンセプトで実現されるだろう」と語っている。プロトタイプ9の完全電動パワートレインは、親会社である日産のアドバンスド・パワートレイン・デパートメントにより開発されたもので、最高出力148hp、最大トルク32.6kgmを発生する電気モーターと、蓄電容量30kWhのリチウムイオン・バッテリーが搭載されていた。

インフィニティの電気自動車は2012年に発表された「LEコンセプト」以来となる。当時、LEコンセプトは2014年の市販化を目指していたが、EVの販売予測が不透明であり、インフィニティ全体の売り上げに貢献できるかどうかという点でも懸念されたことから、2013年と2015年の2度にわたり計画の延期が発表された。

LEコンセプトは総電力量24kWhのリチウムイオンバッテリー(つまり当時の日産「リーフ」と同等)、最高出力134hp、最大トルク33.2kgmを発揮する100kWの電気モーター(初代リーフよりパワフル)を搭載していた。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー