ポルシェ初の市販EVとなる4ドアスポーツ「ミッションE」の価格が8万~9万ドルになることがわかりました。ポルシェCEOのオリバー・ブルーム氏がフランクフルト・モーターショーで明らかにしたもので、デザインは2015年のコンセプトモデルから小変更を受けるものの、ほぼそのままの格好で市販化するとのことです。


性能面では、ミッションEはテスラ モデルS P100DのLudicrousモードには及ばないものの、0-100km/h加速が3.5秒を下回るとされ、2つのモーターによるAWD機構、ポルシェ 911と同様の4輪操舵システムまで備えます。

バッテリーはル・マン24時間耐久レースを制したポルシェ 919ハイブリッドの技術を応用し、350kWの高速充電システムなら15分で400kmの走行が可能なレベルにまで充電するとのこと。フル充電なら約500kmの走行が可能です。
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ポルシェは初めての市販EV製造ために約1400人もの人員を拡充しており、これとは別にデジタル分野の技術者も雇い入れて、EVの特性を活かした新ビジネス開拓も目論んでいます。

約8万~9万ドルという価格帯は、ポルシェの車で言えば「パナメーラ」のエントリーモデルとほぼ同等。同じEVであるテスラ モデルS P100Dの13万5000ドル前後(1500万円前後)に対してはかなり低く抑えられており、むしろ1ランク下のモデルS 100Dに近い価格設定としたところに(乗り心地や室内の快適性まではまだわからないものの)ポルシェの戦略が透けて見えるような気もします。

もちろんお金が余って仕方のない方々にとっては、この程度の価格差などどうということもないのかもしれません。それでもポルシェのブランドとデザイン、性能を総合してみれば、かなり魅力的なパッケージになるのは言うまでもありません。ミッションEの出荷時期は2019年後半になる予定です。
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