フォルクスワーゲン、市販モデルに近づいた電気自動車クロスオーバー「I.D. CROZZ II」をフランクフルトで公開!
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フォルクスワーゲン(VW)が現在開催中のフランクフルト・モーターショーで公開した「I.D. CROZZ II」は、今年4月の上海モーターショーで発表されたコンセプトカー「I.D. CROZZ」を、さらに市販化に向けて進化させたモデルだ。特にハイビスカス・レッド・メタリックで塗られたボディ前後のデザインや、LEDヘッドライト、インテリアなどが、2020年に発売されるという市販モデルに近づいているという。



この電動クロスオーバー車にはBピラーが存在せず、フロントのスイング・ドアとリアのスライド・ドアを開けると、VWが"オープン・スペース"と呼ぶ広々とした車内には、自転車さえ簡単に積み込むことができる。これらのドアは音声コントロールによって開閉する。VWが開発した「クリーン・エア」システムは、周囲の環境に関わらず、車内の空気の質を絶えずチェックし、乗員に常にクリーンな空気を供給するという。


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完全電動の駆動系は、今春の上海モーターショーですでに発表されていたように、前後アクスルに電気モーターを1基ずつ搭載し、83kWhのリチウムイオン・バッテリーは車体中心部のフロア下に積まれている。これによって理想的な前後重量配分を実現し、前マクファーソンストラット、後マルチリンク式のサスペンションと電子制御式ダンパーの組み合わせによって、I.D. Crozzはプレスリリースによると「ゴルフ GTI」に匹敵する優れたハンドリング特性を発揮するという。

前後輪の駆動力は「エレクトリック プロペラシャフト」によって制御されるが、フロントのモーターが101馬力を発揮するのに対し、リアはその倍で、合計306ps/225kWの最高出力と450Nmの最大トルクを発揮。最高速度は180km/hで、NEDC(新欧州ドライビングサイクル)に基づく航続距離は500km。30分間で最大80%の充電が可能な急速充電システムも採用されている。



VWは2020年から新しい電気自動車のシリーズを市場に投入する予定で、「ゴルフ」セグメントに属するハッチバックの「I.D.」に続き、このI.D. Crozzが市販されることになっている。さらに2022年には"ワーゲンバス"を現代的に解釈した「I.D. Buzz」もデビューを控えている。



これら3車種は、新しい電気自動車用プラットフォーム「ニュー オール エレクトリック アーキテクチャー」をベースに開発され、「vw.OS」と呼ばれるソフトウェアは「スマートフォンのように」簡単にアップデートが可能になるそうだ。


By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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