日本企業のアスパークが電動スーパーカー「Owl」を発表 0-100km/h加速2秒、価格は4億6,000万円!
フランクフルト・モーターショーの会場となっている巨大なコンベンションセンターの一角で、あまり知られていない日本企業、アスパークが驚異的な加速の電気自動車「OWL」を初公開した。OWLという名前は、同社によればフクロウの羽のような見た目のバタフライドアに由来しているという。だが、この電動スーパーカーはフクロウというよりハヤブサだ。0-100km/hまでジャスト2秒で加速するというのだから。


アスパークによると、OWLの開発で重視したのは加速性能だという。当初は最高速度に重点を置いていたが、究極的な加速の方が人々に体感してもらえると考えたそうだ。これを実現するため、カーボンファイバー製ボディとマグネシウム鍛造ホイールを採用し、車両重量をわずか850kgに抑えた。そして2基の電気モーターが最高出力435psと最大トルク764Nmを発生して4輪を駆動する。最高速度は280km/h。さらに興味深い点は、電気を蓄えるためにキャパシタを利用していること。急速な放電が可能なので加速が向上するからだ。このような意欲的なクルマを、NextEV「NIO EP9」Rimac「Concept_One」などの電動スーパーカーと比較してみるのも面白いだろう。

これらの興味深いスペックは別にしても、デザインはかなり魅力的だ。現代のプロトタイプ・レースカーにも似て、長く、ワイドで、低い。ルーフの高さはわずか990mm。パネル間に隙間がほとんどなく、エッジもシャープで、工作精度は素晴らしい。インテリアはフル装備で革張り。サイドミラーの代わりにカメラが搭載されている。このプロトタイプのクオリティを見れば市販化も期待できそうだが、実際に走行しているところを見るまで健全な懐疑心は持っておくことにしよう。



アスパークによれば、OWLは2019年の発売を目指しているという。受注生産という形を取るそうだが、購入するにはそれなりの資金が必要だ。価格は350万ユーロ(約4.6億円)にもなる見込みだとか。同じフランクフルト・モーターショーで発表されたメルセデスAMGの「プロジェクト・ワン」が227万5,000ユーロ(約3億円)、ブガッティ「シロン」が240万ユーロ(約3.2億円)、アストンマーティンの「ヴァルキリー」でも300万ポンド(約4.5億円)であることを考えるとかなりの高額だ。だが、これらのスーパーカーに完全な電気自動車は他に1台もない。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー