BMW、次期型「M8」のレース用車両を公開 ル・マン24時間レースにも復帰
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BMWは、既に生産終了した「6シリーズ」に替えて、復活する「8シリーズ」を公道とサーキットの両方に投入する。

このドイツの自動車メーカーによる新しいフラッグシップ・クーペは、今年5月にまずはコンセプトカーという形で発表されたが、未だ市販モデルが姿を現さないうちに、それをベースとするレース用車両が現在開催中のフランクフルト・モーターショーで公開された。BMWはこの「M8 GTE」で、来年のル・マン24時間レースに2011年以来となるワークス体制で参戦することを発表した。



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公道用モデルと同様に、M8 GTEは6シリーズをベースとした「M6 GT3」に替わるマシンだ。FIAのLM-GTEクラスで、フェラーリアストンマーティン等としのぎを削ることになる。強力なパワーと大型のリアウイングを備え、余計な装備は一切ない。ダウンフォースを発生させるため、いくつかの大胆なエアロパーツを装備し、軽量化のためにカーボンファイバーを大量に使用。その車重は1,220kgというから、公道仕様よりも500kgは軽くなっているはずだ。



フロントに搭載する4.0リッターV型8気筒ツインターボのシリンダー・ブロックとシリンダー・ヘッドは、公道用の次期型「M8」と共有するという。最高出力は500馬力程度。6速シーケンシャル・ギアボックスを介して後輪を駆動する。その間にはカーボンファイバー製クラッチ、カーボンファイバー製ドライブシャフト、リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを備える。18インチのホイールに装着されていたレース用タイヤはミシュラン製だった。

BMWによると、最新の人工知能を駆使してトラクション・コントロールを開発し、パーツの試作には3Dプリント技術を用いて効率化を図っているという。



ルールやレギュレーションにより、パワーと排気量は公道仕様よりも抑えられているので、市販モデルのM8はおそらく最新の「M5」と同じ4.4リッターV8ツインターボを搭載し、最高出力600ps、最大トルク76.5kgmになると予想される。トランスミッションは一般的な8速オートマチックが採用され、M5と同様に4輪駆動になるだろう。



M8 GTEは来季よりル・マンを含むFIA世界耐久選手権(WEC)と、北米で開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップに参戦を計画しており、デビュー戦は2018年1月のデイトナ24時間レースになる予定だ。このクールなBMWの華麗な走りに期待しよう。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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