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7年ぶりにフルモデルチェンジで登場した新型 日産リーフ」は、大きな進化を遂げたが反面、先代モデルでのこだわりが、今回のモデルでは失われた部分もあった。そこで今回はその失われたものを紹介しよう。

まず、すぐに目に付くのが、エンブレムカラー。NISSANのエンブレムは「e-NV200」を含めてEVは「EVアイコニックブルー」 と呼ばれるブルーであったが、新型リーフからは、一般的なシルバーカラーに変更された。

その代わり、車両後方部は、どのようなカラーであってもブルーのモールがバンパーエンドに装着されているのでEVとしての識別はすぐにできる。


フロントのNISSANエンブレムもシルバーだ。

人気の「ノート e-power」は、シルバーメッキのVモーショングリルにブルーのラインが配されており、ガソリンモデルとの違いを表現していたが、リーフのVモーショングリルはシルバーメッキのみ。

そこで、グローバルデザイン本部 プログラム・デザイン・ダイレクターの森田氏にブルーのエンブレムの今後について伺ってみた。

新型リーフでは、これまでのブルーのエンブレムは使用せず、100%電気自動車というゼロエミッションの完璧なクリーンさをアイスキューブや氷結をイメージしたブルーのグリル風パネルで表現しているとのこと。今後については、EVモデルだからといって、これまでのブルーのエンブレムは使わないとのことであった。

日産のEVとしてのブルーエンブレムは今後失われるが、従来モデルではボディカラーによっては、マッチしていないと感じられるカラーもあったので良い方向の進化として捉えられるのではないだろうか。


続いて失われたのはこの部分の機能。

従来モデルの一部には、ソーラーセルモジュール付のリヤルーフスポイラーが装備されていたが、今回のモデルでは失われた。理由を商品企画担当者に確認したところ、従来のソーラーセルは補器類の電力を賄うために装着されていたが、今回はバッテリー容量が大きくなったため、廃止されたとのこと。

ちなみに、水滴のようなデザインのルーフアンテナの採用も今回は見送られ一般的なものになった。コスト面からも汎用的なものになったとのことだが、要望次第でシャークフィンタイプの登場もありそうだ。


なお、ランプでは最近話題のシーケンシャルタイプのLEDウインカーも見送られた。EVなので消費電力にはシビアではないかと思っていたが、電池容量が大きくなったので、電球タイプでも全く問題ないとのこと。ちなみに、日本市場に投入されている日産車では、まだシーケンシャルタイプのLEDウインカーの採用はないとのことであった。


インテリアでは、シフトノブは踏襲されたものの、専用デザインのステアリングではなく、セレナなどに装着されている汎用デザインのステアリングに。また、特徴的な2段式のメーターからオーソドックスなメーターに変更された。

前回ご紹介したように、新型リーフは、普通のクルマになったので、これも当然の流れだろう。


余談だが、ステアリングポスト右(ウインカー下部)に丸い目隠しブタがある。これは通常キーシリンダーの車両がベースであり、その車両のグレードによってプッシュスタートが設定された場合などに見られる目隠しブタだ。

もしかしたら、キーシリンダー式のモデルも設定されるのかと確認したところ、汎用パーツを流用しているためで、特にそのようなモデルの予定はないとのことであった。


これはリア用のシートヒーターのスイッチだ。従来モデルと同様だが助手席の右側面後部に設置されている。

通常後席のシートヒーターのスイッチは後席にあれば良いものだが、EVなので消費電力を気にするドライバーが運転席からもこまめに操作できるようにするためか、運転席、後席からも操作しやすい絶妙な位置に装備されている。

なお、従来モデルの後期ではすべてのグレードで標準装備だったが、新型リーフは全車オプション扱いに変更になった。理由としてはバッテリー容量が大きくなったので、通常のエアコンで充分あたたかくすごせるようになったからとのことであった。


トランクスペースで失ったものは、充電ケーブルを設置するための専用の立派なバッグだ。

新型リーフでは、車両側に収納できるくぼみができ、そこに設置できる布製の袋に変更された。おそらくしっかり設置できるように車両側が設計変更され、また合わせてコストダウンがなされたためだろう。

おかげで、トランクスペースが以前よりも有効に活用できそうだ。

一新した新型リーフだが、従来モデルから乗り換えるユーザーにとっては、とがった奇抜な部分が失われて、より普通のクルマになったものの、バッテリー容量が大きくなった安心感と、 「プロパイロット」や「プロパイロット パーキング」 などのインテリジェントモビリティとしての新装備、そしてe-pedalなどの新しい操作感などが盛り込まれたので、さらに魅力的なクルマになったのではないだろうか。

■日産自動車 公式サイト
http://www.nissan.co.jp


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