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ワールドプレミアとして発表された新型 日産リーフ」の心臓部は一新され、航続距離が400㎞となり、最高出力110kW、最大トルク320Nmとなった。

先代の最高出力80kW、最大トルク280Nmのモデルでも加速力は充分で、もたつき感などは感じられなかったが、新型はさらにパワーアップしたユニットとなり、その走りは期待できそうだ。

また、2018年度には、さらに充電池の容量が大きく、ハイパワーのプレミアムモデルが投入されるとのことで、リーフの進化は止まらない。


このプレミアムモデルの詳細について、パワートレイン開発者に伺った。

このハイパワーモデルは、GT-RやNISMOのような位置づけのスポーツ系のチューニングモデルではなく、比較的よくクルマを使う人向けとして、毎日の走りをさらに良くするような上級グレードのようなパワートレインが搭載されるモデルになるとのことだ。

また、電池容量が大きくなることで、搭載される電池のサイズが大きくなるのかとの問いに対しては、現状のサイズで搭載されるとのことで、電池の性能がさらに良くなったものが搭載されると思われる。


続いて、今後の電気自動車パワートレインの方向性も合わせて開発者に伺ってみた。

ハイブリッド車のように電気自動車も普及期になると、もっとコンパクトなモデルから、高級で大型なモデルまで、幅広く展開されていくのか、また、ダウンサイジングエンジンが広まったように、パワートレインはどんどんコンパクトになるのかとの問いに対しては、今後の開発モデルについては回答はできないとの前提があったが、ユニットとして、常にコンパクトになるように開発しているので、どんどんコンパクトになるというよりは、当面の流れとしてはハイパワー、大型化の方向へ展開するとのこと。

確かに、電気自動車は航続距離が短いので、短距離、街乗りの小さなクルマが適しているという固定観念があったが、現実には意外とコンパクトなモデルが普及せず、テスラのようなハイパワー、大型モデルが人気を博している。

つまり、クルマとしての魅力とコストバランスが重要で、電気自動車だからこうあるべきということはあまり重要ではないということなのだろう。



電気自動車のパワートレインのバリエーション展開として、リーフのようなFF方式の形ではなく、4WD化や応答性、居住性面から有利だと考えられている、タイヤ内にモーターを組み込んだインホイールモーター方式もある。

そこで、最終的にはインホイールの方向性へ電気自動車は向かうのかと伺ったところ、会社としてではなく個人的な見解との断りがあったが、インホイールは、ばね下重量が重くなるため、乗り心地などが低下する面もあるので現状では難しいのではないかとのことであった。


電気自動車が普及していくと、寒冷地や降雪地での使用を想定すると4WDモデルが期待されるところだろう。そこで、別の開発者に4WDモデルの展開について伺った。

すると、4WDモデルについては、現状需要が少ないため、設定の予定は今とのところないとのことであった。

確かに、過去に新潟で雪に埋まった急速充電スタンドを見かけたことがあり、あの寒い中で充電待ちはつらいだろうと感じたことはあったが、もし今後さらなる普及を目指すなら、降雪地での充電スタンドの改良と4WDのラインナップも必要となるだろう。

ちなみに、4WDの電動モデルであるアウトランダーPHEVを投入している三菱自動車がルノー・日産アライアンスになったので、今回のリーフへの三菱自動車の技術投入はあったのかと確認したところ、開発途中でのアライアンスへの参入であったため、今回のリーフは100%日産開発で作られたとのこと。

ただ、今後リーフを三菱バージョンに展開したり、日産と三菱が出資して作られたNMKVなどでこれらの技術が投入される可能性はあるとのことだ。

世界的に電気自動車の注目度が高まってきているが、最も電気自動車を販売してきた先駆者として、インフィニティ、三菱、そしてルノーなどさらに多くのバリエーション展開を期待したい。

■日産自動車 公式サイト
http://www.nissan.co.jp/


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