ターボ・エンジンを搭載する1989年型マツダ「MX-6(カペラ C2)」を、デンバーの廃車置場で発見
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日本でマツダ「カペラ C2」と呼ばれた5代目マツダ「カペラ」のクーペ・モデルは、米国では1987年から「MX-6」の名前で(日本の同名モデルより一足先に)販売され、あともう少しで「マスタング」の後継になれそうだった初代フォード「プローブ」の兄弟車(あるいは従兄弟車)として知られている。MX-6とプローブは技術的にとても優れており、当時としては速いクルマだったが、米国市場で販売の面において成功を収めることはできなかった。写真は米国デンバーにあるセルフサービスの廃車置場で筆者が発見した、貴重な第1世代のMX-6の最上級グレード「GT」モデルだ。



MX6 GTに搭載された2.2リッター直列4気筒インタークーラー・ターボ・エンジンは、最高出力145hpを発揮した。ホンダ「プレリュード Si」が135hp、もっと高価なBMW「325i」が168hpだったことからも分かるように、1989年当時としては優秀な性能だった。ターボチャージャー付きのMX-6 GTが1万4,499ドル(当時のレートで約185万円)で買えたのに対し、BMW 325i クーペは2万4,650ドル(当時のレートで約314万円)もしたのだ(1989年1月のレート、1ドル/127.363円で換算)。



この個体には残念ながら4輪操舵のオプションは付いていなかったが、3段階に調整可能なアジャスタブル・サスペンションはしっかりと装備していた。



1989年当時、ターボ・エンジンが搭載されたクルマを買うなら、アナログ式スライダーが並ぶ9バンドのグラフィック・イコライザーを装備しなければならないと決まっていた。



このMX-6に錆はほとんど見られないものの、走行距離計は20万5,575マイル(約33万841km)を示しており、十分に使い古されたことが分かる。


「イメージする、トレースする、応えてくれる」。日本ではカペラ C2という車名で販売され、秀逸なテレビ・コマーシャルも放映されていた。


「お客さまの満足度を総合的に高めようとした我々の強い責務が、このハイパフォーマンス・ラグジュアリー・スポーツクーペの価値を高めました」。こちらは、米国市場向けテレビ・コマーシャルのセリフの一部だが、米国市場のテレビ・コマーシャルが日本と比べ魅力に欠けるのはいつものことである。


By MURILEE MARTIN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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