カミンズ社、テスラに先んじて完全電動セミトラック「Aeos」を発表
テスラ開発しているEVトレーラーが注目を集める中、同業他社も着実に進捗している。カミンズ社はテスラに先駆け、完全電気自動車のセミトラックを発表した。

カミンズの「Aeos」は完全に電動のセミトラックで、都市部での輸送を担うクラス7(車両総重量14.9tクラス)のデイキャブだ。米国の経済誌『フォーブス』によると、140kWhのバッテリーパックを装備するAeosの航続距離は100マイル(約161km)程度であり、長距離トラックというよりは短距離輸送に適している。だが、22tのトレーラーを牽引できるので、都市部における配送、湾岸やターミナル周辺での貨物の移動には打って付けだ。さらに長い距離の移動に向けて、カミンズ社は航続距離が3倍に伸びる追加のバッテリーパックや、レンジエクステンダーの発電用エンジンもオプションで用意するという。



この電動セミトラックは今のところコンセプト・モデルということだが、2019年にカミンズ社が生産開始予定の市販モデルをデモンストレーションする実動の試作車でもある。

米国インディアナ州コロンバスで行われた発表会では、カミンズ社の最新製品で排出ガス量がゼロに近い天然ガス・エンジンやクリーンディーゼル・エンジンの「X15」そして軽量な「X12」も公開された。同社によると、それらには顧客が持続可能な未来に貢献できる新しい技術が備わっているという。

「我々は業界と顧客に関する深い知識、そして企業規模の強みを(競争に)勝つために活用します」とカミンズ社の社長兼CEOであるリッチ・フリーランド氏は語り、「過去1世紀にわたり、我々の革新および適応能力が我々の成功を促してきました。そして我々には再び正しい道を進んでいるという自信があります」と続けた。


By JOHN BELTZ SNYDER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー