BMW、新型「i3」を発表! スポーツ仕様の「i3s」も新たに登場
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電気自動車(EV)とは、一般的に環境性能と効率を重視した乗物だ。だが、テスラフォーミュラEが証明したように、電動パワートレインのパフォーマンスには非常に大きな可能性が秘められている。BMWは9月に開催されるフランクフルト・モーターショーでのワールド・プレミアに先駆け、新型「i3」の詳細を発表した。数々の改良が施されたが、中でも注目に値するのは少しホットなバージョン「i3s」が新設定されたことだ。

新型といっても今回登場するi3はフルモデルチェンジではなく、控え目な改良が施された程度。Aピラーとルーフラインは他のアクセントとマッチする光沢のあるブラックで仕上げられ、デザインが一新されたフロントとリアのバンパーは、i3をワイドに見せている。フロント・バンパーには水平のLEDインジケーターの周りを囲むようにマットブラックのU型アクセントが配置されている。LEDのローおよびハイビームとデイタイム・ランニングライトが標準装備となり、ヘッドライトはフルLED化された。リアはテールゲートの幅一杯にクロームのストリップが付けられ、その両端に装着されたバッジと共にワイド感を強調。ボディ・カラーには、メルボルン・レッド・メタリックとインペリアル・ブルー・メタリックという2種類の新色が追加されている。



インテリアはほとんど変わっておらず、これまでと同じく自然由来の素材を使い、開放的な印象に仕立てられている。「ロッジ」トリムには、ナチュラルレザー(オリーブリーフ抽出物を使用したなめし革)とウールをベースにした生地を組み合わせた「ソラリック・ブラウン」のインテリアが新たに用意された。

さらに新型i3は、BMW「iDrive」の最新バージョンを搭載。10.25インチのタッチスクリーンはより高精細となっており、音声認識はクラウドベースの音声処理を利用している。


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新たに設定されたスポーティ・バージョンの「i3s」は、標準モデル(最高出力170ps、最大トルク25.5kgm)よりパワフルな、最高出力184psと最大トルク27.5kgmを発揮。i3が0-100km/h加速7.3秒、最高速度150km/h(リミッターが作動)であるのに対し、i3sはそれぞれ6.9秒と160km/hに向上した。標準装備のスポーツ・サスペンションは専用にチューニングされたスプリング、ダンパー、アンチロールバーを備え、車高が10mmダウンすると共に、トレッドも40mm拡げられている。従来より20mmワイドな20インチの軽合金製ホイールも用意される。前後バンパーの形状も専用デザインとなり、キドニー・グリルはブラックでペイントされることでより大きく見える。ドライビング・エクスペリエンス・コントロール・スイッチを「スポーツ」モードに切り替えれば、ステアリングはタイトに、スロットルはシャープになる。

ただし、新欧州ドライビングサイクルにおける航続距離はi3sでは280kmと、i3の290〜300kmにやや及ばない。だが、BMWによれば日常的な使用における現実的な航続距離はどちらも最大200km程度とのことだ。



i3sのパフォーマンスはi3から大幅に引き上げられたというわけではないが、BMWが環境負荷を真摯に減らす取り込みを続ける一方で、運転も一層楽しくなければならないと認識していることは好ましい。新型i3は9月12日に開幕するフランクフルト・モーターショー(一般公開日は9月16日〜24日)で初公開された後、各地で順次発売となる見込みだ。価格は追って発表される。


By JOHN BELTZ SNYDER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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