激安輸入中古車ばかりを乗り継いで来た筆者が、自身の体験に基づいてお送りしてきた「激安輸入中古車のススメ」。最終回は筆者のオススメする激安車種をご紹介。

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【激安輸入中古車のススメ】第1回 筆者が10万円で買った初代シトロエン C5(前編)
【激安輸入中古車のススメ】第2回 筆者が10万円で買った初代シトロエン C5(後編)
【激安輸入中古車のススメ】第3回 激安中古車を選ぶなら輸入車から選べ!(前編)
【激安輸入中古車のススメ】第4回 激安中古車を選ぶなら輸入車から選べ!(後編)
【激安輸入中古車のススメ】第5回 ムダ金をかけずに輸入中古車を維持するポイント


50万円以下で買える
維持がラクな激安輸入中古車


さて、連載の最後に乗り出し50万円以下で買える筆者おすすめの激安車を数車種紹介したいと思う。ここで紹介したクルマは価格がこなれており、サーブを除いて比較的流通台数が多いので、コンディションの良い個体を見つけやすい。トラブルも少なく、維持費もさほど掛からないので、初めて激安中古輸入車を買う人でもとっつき合いやすい。ただし、新車のように乗りっぱなしにしても大丈夫という意味ではないので、その点だけはご注意頂きたい。


①プジョー 307
2001~08年まで販売されたプジョーのCセグメントカー。プジョーが日本でちょっとしたブームになっていた時期のモデルということもあって、中古車はタマ数豊富。しかも、枯れた技術で作られているのでドイツ車よりも壊れにくく丈夫なクルマだ。

中古車相場はこなれており、ハッチバックでもブレークでもSWでも選びたい放題。乗り心地よく、車内はルーミーで装備も充実。アシとして考えれば悪くない選択。同様の理由で207もオススメだ。


②シトロエン C4(初代)

2005~10年にかけて販売されたシトロエンのCセグメントカー。プラットフォームやエンジンなどはプジョー307と共通で、同社伝統のハイドロサスペンションは与えられていない。だが、内外装はシトロエンらしく充分に個性的で独自の魅力が光る。

日本市場ではマイナーな存在で、姉妹車のプジョー307に比べるとタマ数は少ない。市場に流通しているC4のほとんどがハッチバックで、クーペは根気よく探さないと良いコンディションの個体は見つからない。



③アルファ ロメオ 147

2000~10年にかけて販売されたアルファロメオのCセグメントカー。共通のプラットフォームやパワートレインを使用したクルマに156があるが、デビューが新しい分だけ147のほうが完成度・信頼性は高い。日本でも人気を博したモデルだったこともあり、タマ数は豊富で相場もこなれている。

中古車で買うならMTが絶対。セミATの「セレスピード」は街乗りではギクシャクした動きになりがちだし、問題を抱えている個体が多いので注意が必要。コンディションはまちまちだが、走行距離が少なく、コンディションの良い個体もまだまだ探せる。アルファ ロメオの入門用としても最適だ。



④フィアット・パンダ(2代目)

2003~11年にかけて販売されたフィアットのAセグメントカー。2ドアハッチバックの初代とは打って変わり、ハイトワゴン風の4ドアボディとなった。コンパクトな車体ながら使い勝手は良好で、ファミリーカーとしても充分に使える。

現在の中古車相場はほぼ底値と言って良く、売りものによっては1桁万円から選べる。もともとパンダは安価な庶民のアシとして開発されたクルマだけあって、パーツ代やメンテナンス代などの維持費は安い。

パンダに搭載されるセミATの「デュアロジック」は変速にクセがあり、発進時などはギクシャクした動きになることがある。トラブルの噂もあるがディーラーでコンピューターをリセットしてもらうと治ることも多い。


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⑤サーブ 9-3(初代)

1998~2002年にかけて販売されたサーブのDセグメントカー。サーブは09年に倒産(現在は中国と日本の投資家グループにより細々と運営されている)し、日本での販売は11年終了しているが、動かすのに必要な消耗部品はまだ入手が可能なようだ。

サーブ 9-3は基本的には丈夫なクルマで、ダイレクト・イグニッションの耐久性にやや難があるくらいで、維持にそれほど手は掛からない(オーナーになるなら予備のダイレクト・イグニッションはトランクに積んで置くと良い)。すでに日本に正規インポーターは存在しないこともあって、中古車価格は底値となっている。タマ数は少ないが、走行距離の少ない良質な中古車でも乗り出し50万円以下で充分に購入が可能だ。

本国ではサーブブランドの廃止が決定しており、新社名はNEVSとなる。伝統のサーブ車に乗るなら今が最後のチャンスかもしれない。 



激安輸入車は中古車店のほか、ネットオークションや個人間売買でも購入できる。懇意にしている中古車店があれば、筆者の初代シトロエン C5のように「安くて良い下取り車が入ったら教えて」と頼んでみても良いだろう。自店で販売しない車両は通常業者オークションに流すのが、小規模な中古車店の場合は意外と手間だったりする。運が良ければそうしたクルマを格安で入手できるかもしれない。


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【激安輸入中古車のススメ】第1回 筆者が10万円で買った初代シトロエン C5(前編)
【激安輸入中古車のススメ】第2回 筆者が10万円で買った初代シトロエン C5(後編)
【激安輸入中古車のススメ】第3回 激安中古車を選ぶなら輸入車から選べ!(前編)
【激安輸入中古車のススメ】第4回 激安中古車を選ぶなら輸入車から選べ!(後編)
【激安輸入中古車のススメ】第5回 ムダ金をかけずに輸入中古車を維持するポイント