現存する唯一のフォード「GT40 ロードスター」が売出し中! 価格は10億円前後?
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もし、あなたに十分な資金があれば、最初に作られた、そして現存する唯一のフォードGT40 ロードスター」を手に入れることができるかもしれない。1965年に完成した車台番号GT/108のプロトタイプが、Girardo & Co.という業者から売りに出されているのだ。

このGT40 ロードスターは、フォードが「GT40」のオープン・タイプの需要を探るために製造した、わずか6台のうちの1つ。残りのクルマは、後にハードトップが取り付けられたか、解体されてしまったと自動車メディア「Road & Track 」は指摘する。さらにこの車両はスチール製シャシーが使われた4台のうちの1台だという。

この個体は1965年3月2日に、1961年の英国サルーンカー選手権チャンピオンであるサー・ジョン・ウィットモアと、1970年にル・マン24時間レースで優勝するリチャード・アトウッドよって、英国シルバーストーン・サーキットでテストされた。そして同年4月、更なる開発に向けて米国カリフォルニア州のシェルビー・アメリカンに輸送された。

レースに参戦することはなかったが、同年5月にラグナセカで、その後もリバーサイド・インターナショナル・レースウェイで、ケン・マイルズがデモ走行を披露している。それからニューポートビーチの南コース・コンクール・デレガンスに出品され、シェルビー・アメリカンのロサンゼルス国際空港施設で、ケン・マイルズとキャロル・シェルビーヘンリー・フォード2世を乗せたこともあるという。同年10月には、ワトキンスグレンで開催されたF1アメリカGPで、2度のF1王者ジム・クラークがステアリングを握り、デモ走行を行なった。

さらなるPR活動に使われた後、同車はKar Kraft社の倉庫に保管され、1人目の個人所有者となるデトロイト在住のジョージ・ソウヤーが購入。さらに数人の所有者の手を渡る間、ビンテージカーのコンテストやカーショーに登場した。その後、所有者となったジョン・マッコーが、GT40の歴史に詳しいロニー・スペインに車台番号GT/108の詳細な歴史をまとめるよう依頼した。

フォード G40 ロードスターは、今月18日に開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスのザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリングに展示されるので、新たなオーナーの手に渡る前に一目見たいという方は足を運ぶことをお勧めする。その希少価値と特別な歴史から、このGT/108の価格は少なくとも数百万ドル(数億円)の後半、あるいは1千万ドル(約11億円)に届くと予想されている。


By JOHN BELTZ SNYDER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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