軽量化と高性能化を実現した新たなポルシェ「911」用水平対向エンジンを、シンガー社とウィリアムズが共同開発
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クラシックなポルシェ「911」を美しくレストア&モディファイすることで有名なシンガー・ビークル・デザイン社は、名門F1チームのウィリアムズの関連会社で技術提供を行っているウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングと協力し、新たな911用エンジンを開発した。この最新プロジェクトでは熟練のエンジン・デザイナーであるエンジニアのハンス・メツガー氏がテクニカル・コンサルタントを務めている。ウィリアムズの技術とノウハウを得たシンガー社は、長年の顧客であるスコット・ブラットナー氏の依頼を受け、1990年型ポルシェ 911のリアに搭載する4.0リッター空冷式水平対向6気筒エンジンを"再創造"した。

シンガー社とウィリアムズは、このプロジェクトの詳細についてまだその全てを明らかにしていないが、このエンジンは最高回転数9,000rpmを超え、最高出力500hpを発揮するとのこと。カーボンファイバー、マグネシウム、チタン、そしてインコネル製のパーツをエンジン内の広範囲に使用することで、ポルシェの重いエンジンを軽量化することに成功した。

シンガー社の創設者であるロブ・ディキンソン氏は、「ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング及びハンス・メツガー氏の協力のもと、シンガー社はお客さまのポルシェ 911に "次のレベル"のレストアおよびモディファイ技術を提供できることを大変嬉しく思っています」と述べている。そして、「入念に献身的に開発されたこのアイコン的な空冷式エンジンは、911を愛してやまない現在と未来のオーナーたちにとって非常に有意義なものになるでしょう」と続けた。

歴代のF1マシンを管理するウィリアムズ・ヘリテージで責任者を務めるジョナサン・ウィリアムズ氏は、このパートナーシップについて「911を崇拝している者として、シンガー社とこのプロジェクトを進めることが出来てとても興奮しています」と述べている。

オリジナルのポルシェ 911と同じくらい、シンガー・ビークル・デザイン社がレストアとモディファイを施した911は崇拝に値する。数週間後にはこのプロジェクトに関するさらなる詳細が発表されるとのことなので、楽しみに待つことにしよう。それまでの間、この新たなエンジンのデザインとそこに注がれた熟練の技術を写真から感じていただきたい。


By JEREMY KORZENIEWSKI
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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