フォルクスワーゲン、「パサート」のスポーティ・モデルとなる「パサートGT」を間もなく米国で発売
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米国の情報サイト『Digital Trends』によるとフォルクスワーゲン(VW)の広報担当者は、VWが「パサート」のスポーティ・バージョン「パサート GT」を発表することを認めたという。これはおそらく、2016年のLAオートショーに出展された同名のコンセプトカー(写真)を市販化するもので、米国では2018年モデルとして数週間内に発売される見込みだ。

同コンセプトカーを忘れてしまった方のために言っておくと、デザインは「ゴルフ GTI」の落ち着いたセダン版のようなイメージ。赤いラインで囲まれた黒いグリル、アグレッシブなボディキットやスポーツ・シートが特徴だ。パワートレインは変更がなく、現在販売されている米国仕様パサートと同じ、最高出力280hp、最大トルク35.6kgmを発揮する「VR6」エンジンとデュアルクラッチ式「DSG」トランスミッションを搭載する前輪駆動である。同コンセプトが発表された際にVWは、ディーラーや顧客からのフィードバックからアイデアを得たと語っていた。



『Digital Trends』では、市販モデルのパサート GTにスポーツチューンのサスペンションが採用されると伝えている。米国版AutoblogがVWの広報担当に確認したところ、やはりVR6エンジンが搭載されることが分かった。組み合わされるトランスミッションは、おそらくDSGのみだろう。ホンダの新型「アコード」は2種類のエンジンの両方でマニュアル・トランスミッション(MT)を選択できるので、我々としてはパサート GTにもMTが設定されたら嬉しいが、VR6エンジンに組み合わせることが可能なのは今のところDSGのみ。VWがニッチなモデルのために新しいトランスミッションを開発するとは考えにくい。



GTではパワーアップも期待したいが、やはり、そのための十分な理由があるとはいえないだろう。VR6エンジンを搭載するパサートは、アコードが搭載する「シビック TYPE R」の2.0リッターターボ・エンジンをベースにした「i-VTEC」エンジンよりも、トルクでは劣るものの、最高出力では勝っている。また、シボレー「マリブ」日産「アルティマ」ヒュンダイ「ソナタ」起亜「オプティマ」のどの最上級モデルよりもパワフルだ。VWのVR6エンジンをパワーで上回るのは、301hpのトヨタ「カムリ」と325hpのフォード「フュージョン V6スポーツ」だけ。だが、もしパサート GTの最高出力が10~20hpでも引き上げられたら、標準モデルのパサートと差別化が図れるはずだ。

なお、現在のところ詳細なスペックや具体的な販売時期については明らかにされていない。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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