テスラ、「利益率が改善された」ので「モデル X」を値下げ
テスラは先週の金曜日、SUV「モデルX 75D」の基本価格を「利益率が改善された成果によって」8万2,500ドル(約910万円)から7万9,500ドル(約880万円)に引き下げると発表した。だが、その背景には低価格な新型「モデル3」の生産増加があると思われる。基本価格が3万5,000ドル(約390万円)のモデル3が発売されたことにより、見込み客がSUVのモデルXから遠ざかり、より価格が安いセダンへと向くことを懸念しているアナリストもいる。しかし、テスラのイーロン・マスクCEOは、ラグジュアリーな電動SUVへの需要は衰えていないと語っている。

「私たちがモデルXのエントリー・グレードとして75Dを発売したとき、売上総利益は低かった。私たちは生産効率を高めることで価格を引き下げ、さらなる価値を顧客に提供することが可能になった」とテスラは発表の中で述べている。

マスク氏は、先週初めにアナリスト向けの収支報告で、モデル3が発売されてもモデルXの売上は減っておらず、モデルXおよび「モデルS」の需要は、実際には低価格モデルの発売と共にむしろ増加していると語った。

大衆向けのクルマとして販売されるモデル3は、補助金適用前の価格が3万5,000ドル(約390万円)からとなっているが、航続距離が長いバージョンはアウディ「A4」BMW「3シリーズ」メルセデス・ベンツ「Cクラス」などの販売台数が多いラグジュアリー・セダンと競合するため、4万4,000ドル(約490万円)という価格に設定されている。

テスラは個々のモデルにおける利益率を公開していないが、株式報酬および無公害車のクレジットによる収益を除いた総売上高は、モデル3の生産準備があったため、1年前の第2四半期の26.4%から25%に落ちている。

(※この記事は、Alexandria Sage記者の記事に、Meredith Mazzilli記者により編集を加えたもの)

By REUTERS
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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