マルキオンネ氏「FCAからフェラーリ以外のブランドでフォーミュラE参戦を検討中」
最近、多くの自動車メーカーがフォーミュラEへの参戦を公言している。特にこの数週間で、アウディBMWメルセデス・ベンツポルシェが来期以降の参戦または直接関与を発表した。しかも、メルセデスとポルシェの2社は、現在参戦中のレース・シリーズから撤退してまで、フォーミュラEに注力するという。そしてまた、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)セルジオ・マルキオンネCEOまでもが、フォーミュラEに参戦する可能性を仄めかしたと報じられた。

マルキオンネ氏は以前、フェラーリをフォーミュラEに参戦させる構想を口にしたこともあったが、気が変わったようだ。FCAに属するブランドの中では、フェラーリよりもアルファ ロメオマセラティの方が電動フォーミュラ・レースには適していると同氏は考えているという。現在、最も適していると思われるのはマセラティだ。なぜならマルキオンネ氏は先日、「マセラティの全モデルを電動化へと効率的に切り替える段階にある」と発言したばかり。2019年以降、マセラティのクルマは全て電気自動車もしくはハイブリッドになるという。ファンはマセラティがレースに復帰することを喜ぶに違いないし、フォーミュラEは電気駆動技術の開発にとって絶好の実験の場となるだろう。

しかし、別のブランドがFCAを代表してフォーミュラEに参戦し、そこで得られた知識をグループ全体の自動車開発に反映させるという方法も考えられる。マルキオンネ氏は5ヶ年計画が完了する2022年までに、FCAのクルマの半分を電動化すると語っているからだ。ただし、同氏によれば、フェラーリがフォーミュラEに直接関与することはないという。だが、アルファ ロメオ、ダッジクライスラーフィアット、マセラティの中から、どのブランドが参戦するかは分からないとコメントしている。ダッジの電動レーサーというのも興味深いが、マセラティに比べたら実現する可能性は低いだろう。しかし、我々が一番見たいのは、ジープのフォーミュラE参戦だ。


By JOHN BELTZ SNYDER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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