マツダ、初代「ロードスター」のレストア・サービス開始を発表 復刻パーツの発売も
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マツダから、NA型と呼ばれる初代「ロードスター」を対象としたレストア・サービスの開始が発表された。

このマツダの新たな挑戦について最初に発表されたのはちょうど1年前のこと。それから全国のサプライヤーやロードスター・ファンと情報交換を重ね、検討を続け、ついに実現の見通しが立ったようだ。



古くなったロードスターを生き返らせることができるこのレストア・サービスは、愛車を広島に里帰りさせ、マツダ社内の施設でレストア、つまり修復や復元を行うというもの。マツダとオーナーが直接面談し、個々の車両の状態やオーナーの要望に合った作業を実施することになる。マツダではその品質を保証するため、欧州で自動車メーカー向けの型式認証や、板金塗装工場およびクラシックカーの評価・認証サービスを行っている第三者検査機関の日本法人、テュフ ラインランド ジャパン株式会社から、クラシックカー・ガレージ認証を取得する予定だという。



そして今回のレストア・サービスで、もう1つの(おそらく、より多くのNAオーナーにとって大事な)サービスとなるのが、現在は既に供給終了となってしまった初代ロードスター用パーツの復刻・再供給である。昨年マツダの方に伺った話では「まずは実走に不可欠な純正パーツから」とのことだったが、今回の発表によれば、1989年の発売当時を思い出すビニール生地のソフトトップや、オリジナルの乗り味にこだわったブリヂストン製「SF325(185/60R14)」タイヤ、そして写真の「V Special」に装備されていたナルディ製ウッド・リムのステアリング・ホイールとウッド・シフトノブを、「現在の技術で復刻」するという。



単なる修復ではなく"復元(レストア)"を行うのであれば、どうしても社外サプライヤー製のパーツも欲しい、ということだろうか。クラシックカーの世界では、オリジナルのパーツが恐ろしい価格で取引されていることも珍しくないわけで(例えば、ランボルギーニ ミウラのヘッドライトは1個で百万円を超える値が付くとか)、マツダの熱意とそれに応えた各サプライヤーの心意気に讃辞を呈したい思いだ。



初代ロードスターが「ユーノス ロードスター」という名前で発売されてから28年。2代目NB型に譲り生産終了してから20年。今でも大事に乗り続けている方は、現行ND型ロードスターのチーフ・デザイナーを務めた中山雅氏をはじめ、決して少なくない。あとは日本政府がこれを我が国の大切な文化であると認識し、"環境負荷行為"と見なす愚行を改め、罰則的な増税を見直してくれるように願うばかりである。

NAロードスターのレストア・サービスは、2017年内に受付が始まり、2018年初頭からサービスの開始と上記の復刻パーツの発売を予定しているという。詳しい情報は公式サイトの専用ページにて随時掲載されるそうだ。見事なレストア工程の写真もあるので是非ご覧いただきたい。

マツダ 公式サイト:初代ロードスター レストアサービス
http://www.mazda.co.jp/carlife/restore/

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