フェラーリ、やはりSUVを開発中? 複数のメディアが報道
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フェラーリがSUVかクロスオーバーを開発中という噂は先月ご紹介したばかりだが、金融情報サービス『Bloomberg』が同様の内容を独自レポートとして伝えている『Bloomberg』は、複数の匿名の情報提供者から、マラネッロでは2021年にSUVの発売を計画しているという情報を入手したという。

それらの情報筋によると、現在はまだ開発の初期段階で、2ドアか4ドアのどちらになるかも分からないとのこと。だが、車内の空間は、現在販売されているフェラーリ車の中で最も広い「GTC4ルッソ」よりも、さらに広くなるそうだ。このクルマは特にアジア市場をターゲットにしており、生産台数は年間2,000台に及ぶ見込みだという。これによってフェラーリは簡単に販売台数の増加を図れるが、2016年の販売実績である8,014台と合わせると、米国と欧州で規定されている排ガス規制の一部が免除となる基準の1万台を超える可能性がある。

英国の自動車雑誌『Car Magazine』では、このフェラーリのSUVについてもう少し掘り下げて予想している。おそらく、プラットフォームはGTC4ルッソと共有することになるだろう。同車が現行フェラーリで唯一の4輪駆動車であることを考えれば納得いく。搭載されるエンジンはV型8気筒になる見込みで、ハイブリッド版も用意される可能性が高い。これは、売り上げのさらなる増加や、年間生産台数が1万台を超えると課せられる、より厳しい排ガス規制への対策のために、フェラーリが多くのモデルにハイブリッドを導入することを計画しているというBloombergの報道とも一致する。

セルジオ・マルキオンネCEOが以前、「フェラーリでSUVを作りたければ私を撃ってからにしろ」と発言したことを考えると、今後フェラーリが進みつつある方向としては俄には信じがたい気もする。だが、自動車メーカーが販売増加を狙うのであれば、クロスオーバー車を提供することほど簡単な道はない。ポルシェはずっと前からそれを悟っており、今やランボルギーニアストンマーティンもこれに倣おうとしている。もし、フェラーリのSUVが2021年に発売されたら、同じ2021年にフェラーリを退職する予定のマルキオンネCEOは、ある意味、有言実行ということになるかもしれない。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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