新車のホンダ「シビック TYPE R」を引き取り、わずか19kmで大破
先週のフェラーリに続き、今週も夢のクルマを手に入れた直後に不幸に見舞われたオーナーがいる。米国のグレッグ・エリングソン氏は、新車のホンダ「シビック TYPE R」を受け取るために、ペンシルベニア州フィラデルフィアから飛行機でマサチューセッツ州ボストンまで出向いたが、壊れたクルマと共にレッカー車で帰途に就く羽目になってしまった。



衝突事故で真新しい新車を失ったエリングソン氏は、「不注意な馬鹿者が後ろからアクセル全開で追突してきたせいで、別のクルマにぶつかってしまった」と、Facebookに投稿している。ひどく破壊されたハッチバックは炎上しなかったが、インターネットでは人々の関心に火を着けた。大破したTYPE Rの写真が添えられたこの投稿は、これまでに5,000件以上もシェアされ、2,000件以上のコメントが寄せられている。

7月31日にエリングソン氏に電話で取材したところ、彼は95号線で渋滞のため停止してラジオのチャンネルを変えようとしていたところ、年配の男性に後方から追突されて押し出され、別のクルマに当たってしまったそうだ。後ろからクルマが来るのは見えなかったという。

「追突してきた時、彼はブレーキではなく、アクセルを踏んでいた」とエリングソン氏は話している。



「私と前のクルマの間にはかなりの距離があった」とのことで、後方から押し出されて前方のクルマに衝突するまで、ラジオのダイヤルから手を離してシフトレバーに戻すだけの充分な時間があったそうだ。

エリングソン氏によれば、追突してきた男性は、追突時に携帯電話を使っていた様子はなかったという。7月30日にコネティカット州の州間高速道路95号線で起きたこの事故で、怪我をした人はいなかった。


「家に無事持ち帰ることもできなかった......」

彼はその前にもFacebookで新車について投稿しており、7月30日にボストンのローガン国際空港に到着して、「新車を引き取りに行くところ」とコメントしていた。予定では、合計3万9,000ドル(約430万円)で購入したTYPE Rを、自宅まで運転して帰るつもりだったそうだ。

エリングソン氏はペンシルベニア州ウェストチェスターにあるホンダ車ディーラー、Scott Hondaで販売コンサルタントを務めている。自分の働いている店では3万3,900ドル(約374万円)という価格を付けたシビック TYPE Rの在庫が完売していたため、相応な価格で購入できるディーラーを2カ月も掛けて探したという。

「このクルマは、手に入れるだけでも多大な労力をつぎ込んだ」と、エリングソン氏は語る。


シビック TYPE Rは、2.0リッター直列4気筒DOHC直噴ターボ「i-VTEC」エンジンを搭載し、最高出力306hp、最大トルク40.8kgmを発生する。エリングソン氏のクルマは走行距離がわずか151マイル(約231km)で、ディーラーを出る際にセットしたオドメーターは、事故に遭った時、12マイル(約19km)に過ぎなかったという。

後日、Facebookに書いた投稿の中で、エリングソン氏は事故の現場で彼を助けてくれたコネティカット州の警察官と、助けを呼び必要なサポートを尋ねてくれた「ホンダ・リンク・アシスト」を讃えている。

「事故を振り返ってみて、一番感謝しているのは私のシビックが私の身体を守ってくれたことだ。」とエリングソン氏は書いている。「かすり傷1つなく、私は車外へ出ることができた。私は1年近く前から新車のホンダ車を販売しており、その安全性の高さについては衝突試験のビデオなどを見て知識として知っていたが、実際の経験として身を以て知るのとでは全然違う。ホンダの開発者たちは素晴らしい仕事をしている。これほどのダメージを受けたのに、4枚のドアは全てきちんと開けることが出来たのだ!」

なお、エリングソン氏はコレクター向けの車両保険に加入していたので、今回の損害は保険金でカバーできるだろうとも書いている。


By Sven Gustafson
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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