テスラ、「モデル3」の納車開始イベントを開催! 価格やスペックも正式に発表
テスラは、7月28日夜に米国カリフォルニア州フリーモントで、新型電気自動車「モデル3」の納車開始イベントを開催した。ついにそこで価格やスペックも正式に発表された。

中でも大きなニュースは、モデル3に価格帯の異なる2種類のバージョンが設定されているということだろう。標準モデルは、価格が3万5,000ドル(約386万円)で、航続距離は220マイル(約354km)。0-60mph(約96.6km/h)加速5.6秒、最高速度130mph(約209km/h)というスペックだ。上級モデルは航続距離が310マイル(約500km)と長く、0-60mph加速5.1秒、最高速度140mph(約225km/h)と少しだけ速いが、価格は4万4,000ドル(485万円)とだいぶ高い。

イーロン・マスクCEOによれば、テスラは今月中に50台のモデル3を製造し、30台は顧客に納車され、20台は認証を得るために使われるという。これからモデル3を注文すると納車は来年になるそうだが、既に生産されている「モデルS」や「モデルX」なら来月中に手に入れられると、マスクCEOは語った。

モデル3の生産1号車は、先日お伝えした通り、マスク氏の物になる。テスラ取締役の1人、スティーブ・ジュルベットソン氏(モデルSでは生産1号車、モデルXは2号車を獲得した)は、5番目に生産されたモデル3の写真をTwitterに投稿している。


今夜はモデル3の初納車の日!
シリアル#5だ。誕生日おめでとう!

参加者がアルコールやスナックを楽しみながら、モデル3の写真をSNSに投稿したりしている中、イベントは始まった。我々はギガファクトリーへ移動している時に、モデルSとモデルXに関する話や、テスラの「マスタープラン」パート3がもうすぐ発表される、という話などを聞いた。モデル3の製造に関しては、予定どおり行われるということが強調されていた。

「プロジェクト・ラブデー」というテスラ・ファンが作るテスラのCMコンテストを提案した11歳のブリア・ラブデーちゃんが壇上に登場すると、テスラは選考に残ったトップ3を発表し、ビデオが公開された。ちなみにブリアちゃんはどれが1位かは決められないそうだ。

メイン・イベントに差し掛かると、イーロン・マスクCEOが登場。クルマの未来について、そして、モデル3がそこでどんな位置を占めるかについて話した。シンプルで無駄の無いインテリアに関して、マスク氏は「自動運転が可能となれば、我々はもう計器パネルを見る必要が無い」と述べ、モデル3を含めたテスラ車すべてのハードウェアで完全な自動運転が可能になると語った。

また、マスク氏は「世界で最も安全と言われるクルマ」として、モデル3とボルボ「S60」の安全性を比べた映像を上映し、それが見終わると「ボルボは世界で2番目となってしまった」と述べて、モデル3の安全性の高さを改めて宣伝した。



マスク氏が「"production hell(生産地獄)"へようこそ」と語るように、テスラは今後6ヶ月でモデル3の生産台数を大幅に向上させようとしている。人々の熱狂的な求めに応じ、マスク氏は2018年末までに週1万台のモデル3を生産したいと考えている。そして、ギガファクトリーが完成すれば、現在世界中で生産されているバッテリーの総量よりも、多くのリチウムイオンバッテリーがこの施設だけで生産できるようになるという。テスラの急速充電施設「スーパーチャージャー」に関しては、2018年末までに3倍になると述べ、次のように展望を語っている。「将来的にはスーパーチャージャーを使って地球上どこへでも行けるようになるでしょう」。

テスラのモデル3については、今後も情報をお伝えしていく予定だ。読者の皆さんには改めて過去に掲載された記事もご確認いただきたい。


By John Beltz Snyder
翻訳:日本映像翻訳アカデミー