メキシコから米国に出荷されたフォード「フュージョン」のトランクから再び麻薬が発見される
今年3月、フォードのメキシコ工場で製造された「フュージョン」が大麻の密輸に使われるという事件が起きた。米国当局によれば、フュージョンのトランクに備わるスペアタイヤの代わりに、合計で140万ドル(約1.6億円)相当の大麻を詰め込んだ22台の車両が、ミネソタ州で発見されたという。しかも、これと同じように大麻を積んだフュージョンが、7月に入ってから今度はオハイオ州とペンシルベニア州で見つかった。

『CNN』によれば、両州にあるフォード販売店が、真新しい複数台のフォード フュージョンのスペアタイヤ用スペースに、大麻が入った袋が詰め込まれているのを発見したという。大麻は、合わせて100万ドル(約1.1億円)相当に及ぶ。

ミネソタ州の件と同じく、これらのフュージョンは生産拠点であるメキシコのエルモシージョ工場から、鉄道で米国へ輸送された。『CNN』によれば、当局ではこれらのクルマが販売店に届けられる前に、大麻は回収されるはずだったと見ているという。

発見が遅れたミネソタ州では、86歳の男性に大麻入りのフュージョンが納車されてしまったが、今回は顧客の手に渡ったという報告はされていない。ともかく、最近フュージョンを購入した方は、今すぐトランクを調べて、褐色の包みではなくスペアタイヤが収納されていることを確認した方がよいだろう。

フォードは、この件に関して次のように声明を発表している。

「私たちは、状況を把握しており、非常に重く受けとめています。FBIと税関と協力して広範な調査を行っています。これが私たちの工場や内部の車両保管場で起こったわけではないことを確認しました」

それでは、どこで大麻は積み込まれたのだろうか? 大麻を受け取るはずだった米国側の"ディーラー"はどうしたのか? 依然として多くの謎が残されたままだ。



By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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