ホンダが欧州連合知的財産庁に登録したミドシップ・スポーツカーの意匠が明らかに!
Related Gallery:Honda mid-engine concept patent

上の画像は、ホンダが欧州連合知的財産庁(EUIPO)に登録した意匠で、自動車メディア『AutoGuide』が最初に報じたものだ。そこには明らかにミド・エンジンの粋なスポーツカーのデザインが示されている。ランボルギーニと言われても信じるかもしれない。

登録者名は本田技研工業株式会社であり、2年前に同社から意匠登録されたデザイン(下の画像)とよく似ている。両車の大きな違いは、フロントガラスとルーフがない点だけだ。ヘッドライトやグリルの形状、フロントフェンダーに開けられたベント、そこから伸びるキャラクターラインなどは、日本で販売されている軽自動車オープンスポーツカー「S660」を思い起こさせる。ただし、大型で角張ったインテークは「NSX」の方に近いようだ。


Related Gallery:Honda ZSX Patent

以前に意匠登録されたレンダリング画像とは違い、今回の意匠にはインテリアも含まれている。ルーフとフロントガラスがないのは、それを見せるためかもしれない。ステアリング・ホイールは小さく長方形で、F1マシンやインディカーのそれを思わせる。座席もスポーティでできるだけ軽量にデザインされた薄型のバケットシートのようだ。市販化される際には、もう少しパッドが厚いシートと、丸型に近いステアリングが装備されるだろう。センターコンソールには、アキュラの現行モデルで見られるような、押しボタン式ギアセレクターがある。



さて、以上のことは何を意味しているのだろうか? 依然としてホンダがミドシップのスポーツカーを開発し続けていることは明らかだが、やや現実離れしたインテリアから推測すると、これは数年以内に公開されるコンセプトカーである可能性が高い。ただし、それが市販化に至る可能性となると、現段階では判断が難しい。

ホンダのスポーツカー・ラインアップを世界規模で見ると、S660とNSXの間に大きな余白があることは確かだ。また、同社はスポーツカーを充実させるようディーラーから要求されているという話も聞こえている。今回の意匠デザインも、市販化に向けて調整が難しいほど突飛なものではない。ホンダが「シビック TYPE R」の4気筒ターボ・エンジンをミドシップに積んだハイブリッドスポーツカーを準備しているとの噂もある。さらに、欧州ではホンダが2009年から「ZSX」という商標を保持していることも分かっている。

ホンダは1998年に創立50周年を記念して「S2000」を発売した。それから20年、来たる2018年に同社が創立70周年を記念してZSXという新型スポーツカーを発表しても、驚くことはないだろう。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー