BMW 530e iPerformance
●爆安戦略! プレミアムPHVはBMWが一番「真剣」と書いてマジなのだっっ

BMW 530e iPerformance
 みなさん知ってますか? 今のBMWひとりプレミアムPHV攻撃を。もう本当に圧倒的なんだから〜!
 というのもPHV(プラグインハイブリッド)、つまり搭載電池を増し増しにして、充電すれば半分EVとしても使えるHV、つまりPHVは、日本的には2012年に出た初代プリウスPHVやほぼ同時登場の三菱アウトランダーPHEVが元祖。世界的には、シボレー・ヴォルトなんかが有名でしたけど、日本には正規に入ってなかったので。
 いっぽうこれらPHVをプレミアムブランドが扱い始めたのは、少し遅れて2015年からで、それもドイツ勢がこぞって。


 同年9月にVWがゴルフベースのPHV、ゴルフGTEを日本上陸させたのを皮切りに、アウディがA3スポーツバックe-tronポルシェがカイエンSEハイブリッドパナメーラSEハイブリッド。2016年にはメルセデス・ベンツがC350eBMWが3シリーズの330eとハッチバックの225xeアクティブツアラーSUVのX5Xドライブ40eVWがパサートGTEと続々発表。その数実に10車種以上でここ数年のドイツのPHV攻撃ってかなり凄いんです。日本にゃまだまだ知られてないけどね。


 しかも実はプレミアム勢の中でも特に真剣と書いて「マジ」なのはBMW。それは他より明らかに激安な戦略的PHV価格を見れば分かり、例えばリーズナブルなVWですらPHV版のゴルフGTEは400万円台後半とお高く、直接ライバルのメルセデスのC350eなんて700万円台ですよ! その昔は400万円台から始まったCクラスセグメントでありつつ


<BMW330e>
 ところがBMWは同サイズの3シリーズで、中身も全く同じ2リッターターボ+モーター&大容量電池を搭載するBMW330eが500万円台後半! ライバルより100万円以上も安いんだからして。


 これは明らかにモーター&リチウムイオン電池代を取ってないレベルの価格で、今回小沢がドイツでBMWのPHV担当を直撃したところ、
「現在、PHVやEVの販売比率はグループ全体で2%以下ですが、2025年までに15〜20%ぐらいまで持っていきたいんです」と明言。さらに今は儲かってなさそうだけど「現状バッテリーはコスト高の原因になりますが、たくさん売れればその分回収できるんです。そのためBMWのPHVは基本的には2シリーズ3シリーズシリーズも同じシステムを使っていて、台数売ると効率的」とのこと。要は、BMWは今後PHVで行く! と戦略を定め、それに見合った台数を捌くために無理してでも価格をガソリン車と同程度にしているわけ! やりますよねぇ。元々利益率の高いプレミアムブランドだからできる戦略とはいえ。
BMW 530e iPerformance
ってなわけで遂に本題、遂に新型5シリーズで登場したPHV版の530eですがパワーユニットは3シリーズの330eと基本的には同じ。135kW(184ps)の2リッター直4ツインパワーターボをメインに、ギアボックス内に65kW(88ps)電気モーターを備えたFRユニットで、 システム出力は185kW(252ps)。ただし、530eはリチウムイオン電池が9.2kWhに増えて、EV走行の最長航続距離が50kmまで増えてるのと、最高速も140km/hまで上がってるという。


 さらに今回BMWのPHVラインナップを改めて検証してみるとX5、2シリーズ、3シリーズ、7シリーズ、X1と来て今回の5シリーズで実に6車種目。このラインナップの豊富さはプレミアムブランドじゃダントツで、明らかにメルセデスベンツ、VW&アウディグループを凌駕してるわけ。

●上質で評判上々の5シリーズベースだけに味が悪いわけない!
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 最後に走りの質を確認してみるとこれがまた上質。なぜなら今春日本にも上陸した新型5シリーズですけど、プラットフォームが7シリーズと基本同じ鉄板にアルミにカーボンまで組み合わせた複合素材ボディで悪いワケがない。それは既にガソリン版で証明済みなわけで。

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 まずは今回、小沢がほぼEVとして走れる「MAX eDRIVE」を選んで走り始めると発進から実に滑らか! ギアショックがない上、乗り心地が極上。モーター単独パワーは88psと大したことなくて、絶対的な速さそのものはフツーだけどモーターレスポンスがいいから十分にキモチいい。

BMW 530e iPerformance
 フル充電からEV走行で実測で約40km走り、充電が切れた後も全然悪くない。発進はかなりのシーンでEVとして滑らかかつ静かに走り出す上、アクセルを深めに踏んで、エンジンがかかっても十二分に上質。逆にパワー感はコッチの方があるかも? ってレベル。


 ついでに駆動はFRのままだからハンドリングも変わらず瑞瑞しく、かたや居住性は、リアシートはボディサイズの割にさほど広くないけど、リアアクスル周辺に大容量電池が載っているわりに、トランク容量は410リッター。走りのクオリティの高さはもちろん、使い勝手も上々。

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 最後に肝心のヨーロッパ価格をチェックしてみると、5万ユーロちょいで3リッター直6ターボを搭載する530iとほぼ同じ。マジでPHVもガソリン車も全く同じ扱いなんだ! って感心すると共に、クルマ好きとしては「燃費は落ちるけど、イマドキ直6ターボの方が楽しいかも?」って思って揺れ動くかもしれないけど、世の中の趨勢を考えると530e iパフォーマンスの方が正しいチョイスでしょう。


 日本にも年内には入って来るって話だし、5シリーズを考えている人。選択肢の1つに加える必要はありそうでっせ〜!
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