ホンダは7月14日、出火の恐れのあるバッテリーセンサーを交換するため、世界各国で販売された「アコード」約210万台をリコールすると発表した。

ホンダの広報を担当するクリス・マーティン氏によれば、このリコールの対象となるのは2013~2016年モデルイヤーのアコードで、米国で115万台、他の地域でおよそ100万台が販売されたという。

ホンダによると、この不具合によって米国で4件、カナダで少なくとも1件、冬季に道路で相当量の塩を使用する地域において、エンジンルームの出火が報告されているとのこと。負傷者は報告されていないそうだ。

同社はこの問題に関連して、米国で3,972件の保証クレームを受けている。

ホンダによれば、問題のバッテリーセンサーは水分侵入に対する密閉が十分でなかった可能性があるようだ。時間が経過すると、水分を介して路上の塩や他の物質がバッテリーセンサーに侵入し、センサーのさびや、最終的には電気的短絡の原因となる。

大規模なリコールとなるため、販売店ではまず接着剤を用いて水分侵入を防ぐ一時的修理を行い、その後センサーを交換する。

ホンダは2015年に、エンジンルームから出火したという最初のクレームをカナダから受け、この問題の調査を開始。2016年初めには類似した出火のクレームを中国から受けた。

ホンダはすでに2016年6月より、設計を改めたバッテリーセンサーを導入している。同社では中国で起きた事故の調査後、当初は「今後の発生率は低いと推測される」としていたが、その後も別の出火が報告されているため、引き続き調査していた。


By Reuters
翻訳:日本映像翻訳アカデミー