新考案されたF1の頭部保護デバイス「シールド」を初めてテストしたベッテル、「めまいがする」と指摘
今週末に開催されているF1イギリスGPのフリー走行1回目において、フェラーリのドライバーであり、4度の世界チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが、事故が起きた時にドライバーを守るためのポリカーボネート製キャノピー「シールド」を初めてテストした。これまでF1では他にも「Halo」と呼ばれる頭部保護デバイスが試されてきたが、このシールドは外れたホイールやパーツなどのデブリから、ドライバーとその視界を守るために考案された物だ。しかし残念ながら、ベッテルは「めまいがする」として、すぐにシールド取り外してしまった。

ドライバーの安全を強化する動きは、特に2015年のジュール・ビアンキの死を受けてから、近年大きく推し進められている。2009年にはフェリペ・マッサが、他車の壊れたサスペンションのパーツが頭部に直撃し、シーズンのほとんどを欠場した。

今回テストされたシールドは、本質的にフロント・ガラスあるいはキャノピーのようなものであり、マシンに向かってくる何かからドライバーを守るための物だ。オープントップにすることで、ドライバーがすぐにマシンから脱出できるという利点もある。

ベッテルは、シールドがカーブしているため、視界がゆがみ、めまいがしたと語っている。また、バックストレート走行時にシールドの上から普段はないエアフローが起こって、頭が前に押されると、問題点を指摘した。

国際自動車連盟(FIA)は、何らかの頭部を守るシステムをF1に導入することに決めているが、このデバイスをそのまま採用することは難しいことが判明した。テスト走行の模様はこちらの動画でご覧いただける。


By REESE COUNTS
翻訳:日本映像翻訳アカデミー