アウディ、来季からワークス・チームとしてフォーミュラEに参戦
アウディは、オープンホイールの電気自動車によるレース・シリーズ、フォーミュラEに初期から携わってきた。このドイツの高級車メーカーは、フォーミュラEが2014年に初開催されて以来、社名とファクトリー・ドライバーのルーカス・ディ・グラッシをABTチームに貸し与えてきた。今シーズンは開幕当初から、技術的サポートと資金提供を行っている。そして今後は、アウディがチームを引き継ぎ、ファクトリー・チームとして本格的にフォーミュラEに参戦することが発表された。

新しいチームの名前は「アウディ・スポーツ ABT シェフラー」となる予定だ。現在のチーム名「ABT シェフラー・アウディ・スポーツ」からメーカー名が先頭に移動する形となり、今後もシェフラーがサプライヤーとしてパワートレインを提供するとみられる。

「我々はこの数カ月間、レースのある日にはフォーミュラEのサポート強化に深く関わってきた。また新たなパワートレインの開発やレース以外での数々の活動も同様だ」と、アウディAG技術開発担当取締役のピーター・メルテンス氏は語る。「来季の初めから、アウディは同シリーズに積極的に携わる最初のドイツ自動車メーカーとなり、ブランドの電気自動車への関わりも明確となる。12月にはレーストラックに、そして来年には公道に、アウディの新型e-tronが登場するだろう」

アウディにとって競合となる英国の高級車メーカー、ジャガーもフォーミュラEに今シーズン(2016-2017年シーズン)より自社チームで参戦中だ。また、フォーミュラEにオフィシャルカーとセーフティカーを提供しているBMWは、2018年からワークス・チームとして参戦する予定となっている。同じく、ドイツの自動車メーカー、メルセデス・ベンツフォーミュラE参戦を計画している

ABT シェフラー・アウディ・スポーツ、そして同チームのドライバーを務めるダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシは、フォーミュラE開催初年度から計5勝を挙げ、表彰台には23回上っている。本シリーズで常にタイトル争いの最有力候補となる同チームは、今季ルノー e.ダムスに続くポイントランキング2位につけている。現在、アウディとシェフラーは現在、新たなパワートレインを来季に向けて共同で開発中だ。


By John Beltz Snyder
翻訳:日本映像翻訳アカデミー