「空飛ぶクルマ」実現に向け有望視されているテラフージアを、ボルボの親会社が買収
ボルボの親会社である中国浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)が、世界一有望な"空飛ぶクルマ"を開発しているスタートアップ、米国のテラフージア社を買収した。見事な垂直離着陸車両「トランジション」で知られる同社は、空飛ぶクルマを実際に市場へ送り出す可能性が最も高い企業と見られている。吉利の豊富な資金を考えると、翼のついたボルボが高速道路の上空を舞う姿が近いうちに見られるかもしれない。

未来に向けて飛行機と自動車のハイブリッドを開発している企業は他にもあるものの、テラフージアは真に説得力のあるプロトタイプを製作した最初の企業と言っていいだろう。滑らかで光沢のあるボディを持つトランジションは、航続距離400マイル(約644km)、最高速度100mph(約161km/h)。路上に戻るための車両用パラシュートを装備しているだけでなく、パイロットによる事故を防止するため高度な自動飛行技術も採用されている。

だが吉利にとってさらに重要なのは、トランジションが米国連邦航空局(FAA)から「ライトスポーツエアクラフト」のカテゴリーで認可され得る数少ない車両/機体の1つであることだ。つまり、テラフージアは最大重量1,800ポンド(約816kg)の条件で公道走行と飛行が可能な車両を製作できることから、同社の買収は吉利に有益なのである。

心を読める人工知能ますますリアルな仮想現実、そして空飛ぶクルマがどれも我々の手の届く所にある今、'90年代のSFがかなり現実味を帯び始めている。

注:この記事は米国版『Engadget』のTom Regan記者による記事を転載したもの。




By Engadget
翻訳:日本映像翻訳アカデミー